現在、テレ玉ほかにて放送中のTVアニメ『おまもりひまり』。そのオープニングテーマ「押しちゃうぞ!!」を歌うのは、第3回アニソングランプリ決勝進出などを経て、本作でデビューを飾る坂本彩と、数々のアニメで作曲や編曲を担当する川田瑠夏の2人によって結成された新ユニット「AyaRuka(あやるか)」だ。

2月24日にリリースされたTVアニメ『おまもりひまり』のOPテーマ「押しちゃうぞ!!」のジャケットイメージ

坂本がボーカル、本作の作・編曲も担当している川田がコーラスを務めるAyaRuka。坂本はもちろん、川田にとっても歌手としてCDを出すのは今回が初めて。そこで今回は、2010年2月24日には待望のCDもリリースされたAyaRukaの2人の素顔に迫ってみたい。

ついにCDリリース! AyaRukaの2人に迫る

――まずは「AyaRuka」結成のいきさつを教えてください

AyaRukaの坂本彩(左)と川田瑠夏(右)

川田瑠夏「まず、『おまもりひまり』の主題歌を書かせていただいたのですが、私はいつも仮歌を自分で入れてデモテープを出すんですよ。そうしたら、ユニットをやってみないかというお話をいただきまして(笑)。私自身、今回のようにアーティストとして歌うのは初めてだったのですが、そうやって話が決まりまして、今度はそのユニットで歌う相方選びのオーディションが行われたんですよ。そのときに初めて彩ちゃんと出会ったんですけど、そのオーディションで彩ちゃんに決まり、めでたく結成となりました」

――オーディション前に初めて曲を聴いた感想はいかがでしたか?

坂本彩「そのときはまだ歌は入っていなかったのですが、楽譜と照らし合わせながら聴きました。すごくかわいくて、明るい、まさにアニソンという感じの曲だったので、ぜひオーディションに受かって歌いたいと思いました」

――オーディションに受かる自信はありましたか?

坂本「はい(笑)」

――その前にアニソングランプリにも出てましたよね

坂本「おそらく生まれて初めて人前で歌ったのがアニソングランプリの予選なのですが、すべてはそこからという感じで、レコーディングも人生で初めてでした。ヘッドホンをしながら歌って、自分の声が歌としてヘッドホンから聴こえてくるという状況がまずつかめなくて、いろいろな人に迷惑をかけながら、何回も録り直して、うまく歌えるようになりました」

――初めてのレコーディングということで緊張もあったかと思いますが、出来栄えはいかがでしたか?

坂本「レコーディングをするのが初めてということもあって、本番の前に二回ぐらいレコーディングの練習をさせてもらいました。最初は発声の仕方もよくわからず、歌いながらちょっとずつ声を出していくという感じでレコーディングを進めたのですが、はじめは声が出なくてどうしようって思いました。でも、ちゃんと声が出るようになって、最後はうまく歌えました」

――川田さんは、tvkアニメ祭でこの曲を初めて流れたときはボーカルで、今回はコーラスということでのレコーディングでしたが、振り返ってみていかがでしたか?

川田「1曲全部歌ったのが公に流れるのは初めてだったので、ちょっと緊張しましたね。本番のレコーディングでは、彩ちゃんがメインで歌っているのですが、彩ちゃんの成長がすごくて、そして歌っている声やエネルギーもすごかったので、私も楽しみながら、刺激をいっぱいもらいつつといったレコーディングだったと思います」

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