三菱UFJニコスは11日、中国唯一の銀行間決済ネットワークの運営会社である中国銀聯との提携による、中国への渡航者向けクレジットカード『銀聯カード』の会員募集を3月16日に開始すると発表した。

『銀聯カード』デザイン

三菱UFJニコスは、2009年11月に中国銀聯と「銀聯ブランド」のクレジットカード発行で合意して以来、スペック(機能・特典)の準備など、発行体制を整えてきた。

16日から会員募集を開始する「銀聯カード」は、「海外銀聯加盟店(中国含む)利用で優遇(ポイント2倍)」や「日本語による海外アシスタンスサービス」「MUFGカードなどとのポイント制度・利用明細書の一本化」など、「現地での安心やお得感、使い勝手の良さを特徴に仕立てた」(三菱UFJニコス)。

会員募集にあたっては、「MUFGカード」や「UFJカード」の会員の希望者に、銀聯カードを追加発行する(持っていない場合は2枚同時申し込みが可能)。三菱UFJニコスでは、今年5月開催予定の上海万博を目前に控え、渡航(出張や観光)ニーズの一層の高まりに期待しているといい、「会員獲得は初年度1万人を目指す」(同社)としている。