マネックス証券の「フル板情報ツール」
板情報がすべて見える! 東証新システムに対応したツール
東京証券取引所は1月4日から新システム「arrowhead(アローヘッド)」を導入した。これによって、投資家のトレード環境が大きく変貌。従来のシステムに比べて凄いのは、ミリ秒単位での約定処理が可能になったり、約定通知が瞬時に反映されたりするなど、レスポンススピードが飛躍的に向上したこと。また、上下5本だった板情報は8本に拡充。価格別件数、成行や指値の注文数量などの詳細も表示されるなど情報量も格段にアップした。
つまり、新システムの導入により、リアルなマーケット情報を、個人投資家も見ることができるようになったのだ。トレード環境の変化に伴い、ネット証券もそれに対応したサービスを提供している。例えば、マネックス証券は、全ての板情報を確認することができる、「フル板情報ツール」のサービスを新規にスタートした。板情報は8本までが通常だが、このツールを使えば、最大16本ずつ買いの気配と売りの気配をリアルタイムでチェックすることができる。
上の画面上で囲み線で囲っている箇所(吹き出しで図を拡大している箇所)が、操作ボタン。基本操作は、TOPで最上部の板へ移動、BOTTOMで最下部の板へ移動、DOWNで3つ下へ移動、UPで3つ上へ移動となる。
さらに、注文数量に加え、引け指定注文の数量や成行の注文数量・件数、板ごとの注文件数を確認(囲み線部分)することも可能となっている。
アクティブトレーダーにとっては、大変画期的なツールと言えるだろう。なお、「フル板情報ツール」は有料サービス(315円税込)だが、残高・取引状況によっては無料で使える場合も。また、初回利用の場合は「お試し申込」で1か月間無料で体験することができる。詳しくはマネックス証券のサイトで確認していただきたい。