11月2日放送スタート昼の帯ドラマ『Xmasの奇蹟』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週月曜~金曜 13:30~14:00)の制作発表が22日、都内で行われ、主演の高橋かおり、岡田浩暉、窪田正孝、大内厚雄、火野正平が出席した。
45周年を迎えた東海テレビの182作目となる本作は、音楽業界を舞台に、クリスマスの日に交通事故で逝ってしまった恋人・浩志(岡田)の魂が20歳の青年・健(窪田)の身体に宿り、その生死を越えた決して結ばれることのない愛を貫こうとする主人公・直(高橋)のはかなく切ないラブファンタジー。物語は浩志が事故に合うクリスマスから始まり、翌年のクリスマスまでを描く。主題歌は、韓国ドラマ『冬のソナタ』のキム・サンヒョク役で日本でブレイクしたパク・ヨンハが担当し、11月17日、18日の放送では本人役で特別出演する。
クリスマスを思わせる濃紺の生地にゴールドをあしらったロングドレスで現れた高橋は、「このドラマは、目に見えないものを信じる心を持っている女性の心をくすぐる作品。わたし自身、泣きっぱなしと思うぐらい台本を読んで泣いています」とアピール。大手レコード会社のやり手宣伝マンを演じるが、「34歳で仕事バリバリの女性が、好きな人に出会い、気付かない間に作り上げてしまった(心の)鎧を一枚一枚はがして、本来の自分を出していく。そんな感情や心の揺れをリアルに表現できたら」と抱負を語った。
また、高村幹プロデューサーから"レベルの高い課題"をもらったそうで、「色々な感情をいっぺんに出して欲しいと言われました(笑)。悲しみを表現するときに、ただ泣けばいいわけじゃなくて、悲しみを我慢したり、色々ありますよね。素のわたしだったらどういう感情が生まれるかなって置き換えて演じています。ただ、たまに気持ちがあふれて収拾がつかなくなることも…」と、コントロールの難しさを訴えた。
一方、大手レコード会社社長を演じる火野は「なぜか高橋君とのベッドシーンがあって、個人的にぜひリハーサルをお願いしたいので、スケジュールを調整してもらってます」と語ると、高橋は苦笑い。すると火野は「『アハハ』じゃないよ。俺は一生懸命なんだから」と意欲を見せていた。