結婚相手に「親と同居してほしい」と言われたら、あなたならどうする? 特に女性にとっては姑との間のトラブルが心配だろう。一方で、親と「同居」や1~2時間圏内の「近居」であると、「遠居」よりも経済的・精神的に得することも多いことが、Yahoo! リサーチを運営するヤフーバリューインサイトがこのほど実施した「インビジブル・ファミリーに関する調査(第2回)」で明らかになった。

同調査は8月21日~8月23日、12歳以下の子供を持つ世帯の20歳~59歳の既婚女性800名を対象に行われた。子供に関するものの費用負担について、例えば「ランドセル」では同居の62.0%、近居の58.4%、遠居の43.8%、「自転車・三輪車」では同居の50.0%、近居の42.6%、遠居の24.2%が親メインの負担で、同居・近居は遠居に比べて割合が高い実態だった。ただし、外食費負担では、必ず親が会計してくれるのは近居で57.0%と最も多く、遠居で43.0%、同居では32.0%だった。食料品・日用品についても、そもそも生活を共にしている同居(16.0%)に比べると、近居(46.3%)と遠居(46.5%)の方が親のサポートがあるようだ。

また、親との距離が最も近い同居において「何かあった時には助けてもらえる安心感がある」(64.0%)、「子供の面倒を見てくれるため、気持ちに余裕が持てる」(64.0%)といった精神面での余裕や安心感が、近居や遠居よりも高かった。「子供の教育やしつけについてもっとも相談する相手」でも、同居(34.0%)、近居(31.5%)、遠居(25.0%)の順で親へ頼る傾向が見られた。