横浜みなとみらいの北玄関「日産 グローバル本社」が夏季休業明けの18日から稼動するのに先立って、「日産 グローバル本社ギャラリー」がオープンした。広さはこれまで東京・東銀座の旧本社にあったギャラリーの4倍! 同社最新のクルマを間近に見られるのはもちろん、とっておきのグッズが手に入るショップや、ひと息できるカフェがリバーサイドに併設されていたりと、みなとみらいエリアの新たなデート・スポットとしても注目されそうだ。

オープン初日は志賀俊之COOやミス・フェアレディの姿も

日産 グローバル本社は、横浜駅の東南に位置し、JR・京急線 横浜駅中央通路から徒歩7分、みなとみらい線 新高島駅から徒歩5分という距離にある。クルマで行く場合は駐車場がないので、ドライブ前に近隣のコイン駐車場などをチェックしておきたい。ちなみに8日のオープン初日は、お昼ごろから「満車」となる近隣駐車場もいくつか見受けられた。

左がみなとみらい線 新高島駅側から眺めた日産 グローバル本社。右がJR・京急線 横浜駅側から歩いてはまみらいウォーク上から見た場合

横浜駅から日産 グローバル本社入口までは、雨の日でもほぼ傘をささずに行くことができる。同駅中央通路から地下街などを通り抜けてはまみらいウォークという橋で帷子川を渡ればリバーサイドエントランスへ。いっぽうみなとみらい線 新高島駅からは、一度地上に出て歩道を歩けばシティサイドエントランスへとたどり着く。どちらのエントランスから入っても、日産のクルマたちが多数展示されているギャラリー(1階部分)が眼下に広がる。

初日のギャラリーの光景。「GT-R」などの周辺には絶えず人だかりが

グローバル本社ギャラリーは、30台ものクルマが展示されているスペースや、車内から外の景色を確認することもできる屋外展示スペースもある。屋外では、外光の下でボディカラーもチェックできる。8月28日までは、登場したばかりの「スカイライン クロスオーバー」の全7色(7台)が展示され、車内も公開されている。

「スカイライン クロスオーバー」は屋内外に展示中

日産の海外向けブランド「INFINITI」の車両展示にも注目が集まっていた。今回は欧米・アジアなどで販売されている「INFINITI FX50」「NISSAN FRONTIER」「NISSAN ALTIMA」の3台が展示されていた。今後このスペースには海外のモータショーなどに出展したコンセプトカーなども展示される予定だという。

左から「INFINITI FX50」「NISSAN FRONTIER」「NISSAN ALTIMA」

8月21日発売予定のモデルカー3台セット「NISSAN SKYLINE GT-R SET」の先行販売、43分の1サイズモデルカーの日産グローバル本社限定パッケージの販売のほか、8月17日までの期間中、毎日5000円以上購入した人先着30人に「クロック&万年カレンダー」がプレゼントされる。

GT-R関連のグッズも充実しているNISSANブティック。品切れにご注意

真っ赤な壁面に囲まれたNISSANブティックは、ギャラリーでもひときわ目立つ存在。これまで通販などでしか手に入らなかった日産グッズなどに見て触れて買うことができる。今回、ブティックではオープン・フェアを開催中。8月21日発売予定のモデルカー3台セット「NISSAN SKYLINE GT-R SET」を同ブティックで先行販売。これは3代の「スカイラインGT-R」(BNR32、BCNR33、BNR34)をモデル化したもの。さらに、横浜にちなんだ街並みが描かれた日産グローバル本社限定パッケージのモデルカーも販売される。

帷子川に面したGALLERY CAFE。潮風にあたりながらのカフェ・タイムを満喫できる

東銀座時代にはなかった同ギャラリーの魅力は、従来の4倍のスペースや豊富なグッズ販売だけでなく、フラッと立ち寄れるカフェのような空間を大事にしているところだ。併設されるGALLERY CAFEでは、「BRADY'S CAFE」による本格的なエスプレッソなどが楽しめる。ベーグルなどのちょっとしたランチ・メニューも充実、さらにアルコール類が置いてあるのもうれしい。吹き抜けによる開放感がある店内はもちろん、テラス席に座れば運河の風にあたりながらひと息つくことができる。カフェにいると日産本社屋にいることなど忘れるほどリラックスできる。

新デート・スポットとしても人気を博しそうな日産 グローバル本社ギャラリー。最後に、志賀俊之COOによるオープン初日のコメントを添えてレポートを終えよう。

「日産自動車は41年ぶりに創業の地、横浜に帰ってきました。日産自動車は、横浜工場、追浜工場、厚木テクニカルセンターなど、神奈川県内に大きな拠点を持っています。横浜に本社を戻し、これら拠点とともにさらに地元に愛される企業を目指してがんばりたいと思います。日産 グローバル本社内に通る日産ウォークは、横浜駅とみなとみらいエリアを結ぶ新たな導線で、1日最大13万人の利用者の利便性に配慮した公共の道路です。まさに横浜と日産の共生のシンボル。このギャラリーが、多くの人たちに愛されることを願っています」

志賀俊之COOも新たなギャラリーに期待している