各自動車メーカーは、2009年上半期(1-6月)の生産実績、販売実績を一斉に発表した。それによると国内生産台数はトヨタ自動車の-49%、日産自動車の-51.7%など、昨秋からの景気後退の影響がいかに大きいかが伺える。

2009年上半期登録台数1位となったホンダ「フィット」

国内生産台数の昨年同期比を見ると、トヨタ自動車-49.0%、本田技研工業-37.1%、日産自動車-51.7%、マツダ-50.5%、三菱自動車-64.2%、富士重工業-36.2%など、各メーカーとも大幅に生産を減らし、調整を行なったことがわかる。

国内販売台数は生産台数ほど極端ではないというものの、トヨタ自動車-26.6%、本田技研工業-15.0%、日産自動車-25.0%、マツダ-29.3%、三菱自動車-27.9%、富士重工業-25.7%など、いずれも厳しい結果となった。対して軽自動車を中心としているメーカーは、スズキ-9.4%、ダイハツ-10.8%と比較的影響が少なく、"不況に強い軽自動車"を裏付けることになった。

海外生産台数も減少しているが、前年比で-9.1%から-49.2%と、国内生産の減少ほどではない。その代わりに輸出台数は-35.6%から-76.4%と大幅な減少となった。国内生産を減らし、輸出台数を抑えたことが伺える。