不動産経済研究所は19日、首都圏のマンション市場動向の4月度をまとめた。4月の新規発売戸数は対前年同月比244戸(約8.5%)減の2,621戸。3月度(2,390戸)と比べると9.7%増加した。
地域別での発売戸数は、東京都区部1,169戸(全体比44.6%)、都下311戸(同11.9%)で東京都のシェアを総合すると56.5%に上る。神奈川県584戸(同22.3%)、埼玉県327戸(同12.5%)、千葉県230戸(同8.8%)。契約数は同1.6ポイント増の64.7%。地域別では都区部で59.1%、都下54.0%、神奈川県82.4%、千葉県69.1%。
1戸当たりの平均価格は3,953万円で、前年同月と比べて1,385万円(25.9%)減、1平方メートルあたりの単価は60.4万円で、同10.3万円(14.6%)減となった。フラット35登録物件戸数は2,473戸(全体の94.4%)、即日完売は109戸(同4.2%)、4月末現在の翌月繰越販売在庫数は8,791戸で、2009年3月末現在の8,846戸より55戸の減少。2009年3月の発売戸数は4,500戸前後の見込みとなっている。