吉本新喜劇座長の小籔千豊が、音楽とお笑いの夏フェス『KOYABU SONIC 2009』を8月23日に開催することになり13日、大阪市内で会見を行った。

2回目の『KOYABU SONIC』を開催する小籔千豊

昨夏、大阪城野外音楽堂で初開催された"コヤソニ"こと『KOYABU SONIC』。小籔と親交のあるミュージシャンや芸人がパフォーマンスを繰り広げ、およそ3,000人の観客を動員した。今年は、小籔が「ライバルです!」と言い切る大型夏フェス・SUMMER SONICと同じ大阪・舞洲に会場を移し、1万人規模のイベントにスケールアップ。出演ミュージシャンも、昨年に引き続き参加するAFRA & INCREDIBLE BEAT BOX BAND、スチャダラパー、曽我部恵一BANDに加え、Chara、EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX、TOKYO No.1 SOUL SETら豪華なラインナップが顔を揃える。

昨年は、小籔とレーザーラモンからなる「マジメに下ネタのラップをやる」ラップユニット・ビッグポルノとハナレグミのコラボや、池乃めだか、島木譲二ら吉本新喜劇メンバーがコメディーでミュージシャンに絡む異色の共演、新喜劇の人気女優・宇都宮まきがスクール水着姿で男性客を喜ばせる? など、音楽と笑いを融合させたステージで「打ち上げのとき、『こんな温かい気持ちになれるフェスはない』とミュージシャンの方に喜んでいただきました。『ナイスソニックだよ!』って(笑)」と前回を振り返る小籔。その評判を聞きつけ、今年は自ら出演したいと申し出たミュージシャンもいたという。

開催2回目にして、すでに大阪ならではの夏フェスとして確固たる地位を築きつつある"コヤソニ"について小籔は「本当におもしろい芸人、すばらしい音楽をやっているミュージシャンとおもしろいことをやって大阪を元気にしたいという純粋な気持ちでやってます。決して、僕自身のタレントとしての価値を上げようとか、それでギャラを上げようとかは思ってません(笑)」と謙虚にコメント。だがそもそも「ビッグポルノでサマソニに出たいと思ってたのに出られなかった」という無念がきっかけで思いついたイベントが"コヤソニ"とあり、"サマソニ超え"への意欲は尋常ではないよう。「『"○○ソニック"といえば?』というアンケートがあったら、今はたいていの人が"サマーソニック"と言うと思うんですけど、いつか9割5分ぐらいの人が"コヤブソニック"と答えるようなイベントにしたい(笑)」と対抗意識を燃やしていた。

公演スケジュール

日時 2009年8月23日(日)11:00~
場所 舞洲コヤブソニック特設会場
料金 6500円(6月20日より発売)
出演者 AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BAND、EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX、加藤紀子、こやぶかずとよ、スチャダラパー、曽我部恵一バンド、TOKYO No.1 SOUL SET、Chara、ビッグポルノ、盆地で一位、宇都宮まき、麒麟、桜、ダイアン、千鳥、土肥ポン太、フットボールアワー、笑い飯 ほか
問い合わせ キョードー大阪(06-7732-8772)