ケンウッドは11日、AV一体型HDDナビ「HDV-909DT」を発表した。発売は6月を予定しており、価格はオープン。市場価格は20万円前後と予想される。

音楽ファイルだけでなく、動画や静止画も転送可能なAV一体型ナビ「HDV-909DT」。4チューナー&4アンテナの高性能デジタルチューナーを内蔵する

同製品は、2007年1月に発売された「HDV-990」の後継モデル。音楽CDからの録音、USBデバイスに保存されている音楽ファイルの演奏、USBメモリーなどのマスストレージクラスに対応したデバイスから、内蔵HDDへの音楽・動画・画像ファイルの転送に対応している。対応しているフォーマットはMPEG-1/2と、DivX 3.11/4/5(最大ビットレート2Mbps)。画像フォーマットはJPEG/BMP/GIF/PNG(2400×1800ピクセル以下でファイルサイズ2MB以下)。HDDの容量は40GB。その中のユーザーエリアとして割り当てられている領域を、音楽やビデオのストレージとして利用できる。ユーザーエリアには、目安として、動画ならば約20時間(1時間あたり600MBで換算)、音楽ファイルならば約4500曲(128kbps)程度、保存可能だ。また、USBデバイスに加えて、CD-R/RW、DVD+-R/RWもファイルの転送に利用可能となっている。

内蔵12セグ/ワンセグチューナーを内蔵。KNA-DT130と同様に4チューナー&4ダイバシティアンテナ方式を採用しているが、旭化成エレクトロニクスと共同開発したシリコンチューナーの採用などにより、KNA-DT130以上の高性能チューナーとなっているとのことだ。

画面サイズは7V型(480×234ピクセル)。搭載されているアンプの定格出力は29W×4(4Ω時)となっている。

ナビゲーション部分には、2008年8月現在の最新地図データを収録。「ぬけみちMAP」や「ボトルネック踏み切り表示」など、快適性をアップさせる機能も搭載されている。