石油情報センターが15日発表した石油製品の価格動向調査によると、4月13日現在のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は前週より0.9円高い114.1円だった。2週連続の値上がりとなる。ガソリン価格は1月13日から上昇傾向が続いており(3月30日のみ前週比±0)、トータルの上昇幅はこの13週間で8.1円となった。ハイオクは前週比0.9円高の124.9円、軽油は同0.1円高の99.5円だった。

前週より上がったのは43都道府県。前週まで7週間も106.9~107.2円に"安定"していた高知は8.5円も急上昇して115.5円に。前週は全国で一番安かったが「今週は一気に真ん中ぐらいの県になった」(石油情報センター)。同センターでは「ほかの県と値動きが違うがその理由はわからない」とのこと。ほかに上昇幅が大きかったのは富山の3.2円(116.8円)、石川の2.9円(116.4円)など。前週と同じだったのは千葉(112.0円)と滋賀(110.4円)。神奈川(113.4円)と佐賀(116.8円)は前週より下がったが、下落幅はそれぞれ0.1円、0.2円と小さかった。

平均価格がもっとも高かったのは今週も離島の多い長崎で121.8円。続いて鹿児島の119.0円だった。反対に安かったのは滋賀(110.4円)や茨城(111.0円)、埼玉(111.3円)など。

石油情報センターによると、世界の石油市況の動きを示す代表的指標である米国のWTI原油先物はこのところ1バレル50ドル前後で比較的安定しているとのこと。上がるにしろ、下がるにしろ「小幅な値動きは続きそう」とのことだ。