シチズン時計は、「BASELWORLD 2009」にて「未来への挑戦」として3つのコンセプトモデルをブースに展示していた。

黒ガラスとクリアガラスを用い、「透明感」や「レイヤー感」を演出したというシチズンの新ブース

同社が提案する光発電「エコ・ドライブ」の進化形として展示されていたのは以下の3モデル。どれも、「エコ・ドライブ」と「デザイン」との可能性を追求し、同社のプロダクトポリシーである「技術と美の融合」を象徴する近未来型ウオッチだ。

「Eco-Drive RING」

「Eco-Drive DOME」

「Eco-Drive VITRO」

「Eco-Drive RING」では、ケース外周に巡らせたリング状のソーラーセルから光を吸収し発電。透き通ったガラスとステンレスを組み合わせ、"クリーンエネルギー"をイメージさせる。また、「Eco-Drive DOME」では、白い外装に包まれたドーム状の文字板から光を吸収し発電。「エコ・ドライブ」の先進性を近未来的なデザインで表現した。3つめの「Eco-Drive VITRO」では、ガラスに張り巡らされたソーラーセルから光を吸収し発電。透明感や奥行きのあるデザインで、「エコ・ドライブ」という技術を印象づけるという。発売は現時点では未定だが、3モデルとも「技術的には量産可能なところまできている」(同社広報)としている。

ヴィジュアルデザインスタジオ「WOW」とコラボした映像「INFINITY」もブースで上映されていた。東京という都市が持つ変化し続けるパワーをモチーフにし、エコ・ドライブの無限性を表現したという

また、技術と美を結ぶデザインとして「Modern Tech-Art Museum」をテーマに、BASELWORLDでの同社ブースを一新。ミュージアムに見立てたブースに、アートピースのように商品をディスプレイすることで、ブース全体で"新しいCITIZEN"を表現していた。