世界天文年である今年、「BASELWORLD 2009」にてシチズン時計は、「カンパノラ」より文字板に星座をあしらった「コスモサイン」の新モデルを発表した。発売は6月で、価格は24万1,500円を予定している。

「コスモサイン」。ドーム状のガラスの中には小宇宙が……。時の流れに連動して動く星座盤は、腕元で常にその時間の正確な位置を表示する

2009年は、ガリレオ・ガリレイが望遠鏡で初めて宇宙観測してから400年、またアポロ11号が月面着陸を果たしてから40年という記念すべき年。 「時を愉しむ」ことをコンセプトとする「カンパノラ」から登場したのは、そんな年にふさわしい「コスモサイン」だ。前モデルよりも星座盤を1.5倍に拡大し、新たに月齢、月位置表示機能を追加。北緯35度の全天星座をリアルタイムで文字板上に再現する。

「デュアルタイム」(深緋)。デザインコンセプトは「中空の美」。文字板からガラスまでの間でいかに立体感が出せるかにこだわったという

また、同じく「カンパノラ」から、「デュアルタイム」モデルとして初となる漆文字板を用いた「黒麗」(くろうるし)、「深緋」(こきあけ)の2モデルも紹介されていた。両モデルとも、新たに設計したクッションケースを採用し、ケースの上面と裏蓋面の合わせ面がなめらかな曲面を描く。また、幅広の五徳リングや落ち窪んだインダイヤルなどにより、陰影を演出し、奥行き感を出した。バンドはフラップ付きで装着感にも配慮されている。発売は8月で、価格は黒麗が42万円(限定100本)で、深緋が37万8,000円を予定している。