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DRAGONBALL:EVOLUTION(C) 2008 Fox,Based on DRAGONBALL series by Akira.Toriyama.DRAGONBALL TM & (C) Bird Studio/Shueisha, Inc. |
3月13日に日本公開されるや、予想通りの反応をもって迎えられた『DRAGONBALL EVOLUTION』。この作品を世に送り出してくれた本国アメリカでの公開が目前に迫ってきた。当初4月8日だったのだが、なぜかこの土弾場で2日遅れることが決まり、10日にスクリーン・デビューとなる。
日本では前評判も鑑賞後の感想も共に非難と落胆が9割を占めていたが、果たしてアメリカではどうなのか。もしかしたら大好評の嵐かもしれない。「こんなドラゴンボールを待ってたんだよ!」――そんな声が渦巻いているかも知れない……。そう思い立ち、アメリカのレビューサイトを回ってファンの生の声を集めてきた。
楽しみにしてます派
「僕は絶対見るよ。だって、いい映画にするために長い時間をかけたんでしょ?」
「俺は誰が何と言おうとこの映画はスゲーものになるって信じてる!」
「待ちきれないよ! 早く観たい!」
「ひどいコメントばっかりだな。この映画は全然ダメじゃないよ。家族や友達と見るのに最高さ。上映時間もちょうどいいしね」
まだどっちか決めかねてる派
- 「俺はドラゴンボールの超ファンだ。今、俺は公開を目前にして興奮してる。でも同時に恐れてもいる。いい作品になっていてほしいと心から願っているけど、たぶんダメだろうな。チョウ・ユンファが亀仙人だってのも、なんかアヤシイ。亀仙人はエロいじいさんじゃないか。まあでも、楽しみにしてるよ」
アニメでお願いします派
- 「僕、ドラゴンボールを実写で作って欲しいなんて願ったことないんだけど」
クリリンに出て欲しい派
- 「ねえ、誰か。何でクリリンが出ないのかメールしてくれない?」
続編に期待派
- 「ジェームズ・ウォンはまあ良い仕事したんじゃない? 彼なりに。でも続編の監督はチャウ・シンチーにやってほしいね」
何なら私が派
- 「俺をかわりにキャスティングしろって。悟空役に」
懐古派
- 「DBZを見てめちゃめちゃワクワクしてたなー。来週が待ちきれなくてさ。あの頃が僕の人生でいちばん輝いてたな……」
否定派
「この映画は間違いなくクソみたいなものになるね。ダメな俳優とダメな監督がいい映画を作れるわけないじゃん」
「この映画は日本で大ゴケしたんだぜ。こっちでも800万ドル以下で終わるだろ。1億ドルもかけたのにな」
「絶対見るな! 絶対見るな! 絶対見るな!」
「今まででいちばん酷い映画だった。お金を無駄にしないでね」
「やったぜ! 僕の誕生日に公開されるんだって。…なんて誕生日だ…」
「CG技術が開発されたばかりの頃の映画みたい。ストーリーは6歳以下向けだね」
「この映画はドラゴンボールシリーズ全部を台無しにしちゃうんじゃないだろうか。アキラ(トリヤマ)がこんな実写化を許したなんて信じられないよ」
「悟空がカナダ人wwww」
驚きの事実
- 「日本では86分だったけど、アメリカでは100分だろ。14分の追加シーンがあるわけだから、もっと話もスムーズになって、アクションシーンも長くなるんじゃないの?」
以上、Comingsoon.net、MovieWeb、米Yahoo!の映画コミュニティから抜粋した。やはり、蓋を開けてみれば批判が多勢を占めており、日本と同様に原作を愛する人々の怒りの声が多かった。無論、純粋に公開を心待ちにしている人もチラホラ見かけたが、それは圧倒的少数と言わざるを得ない。
最初から連作化することを前提として作られても、興行収入が低ければプロジェクトそのものが打ち切られることは少なくない。最近で言えば『ライラの冒険』がそうだった。続編制作の有無は本国における興行次第。4月13日の週末全米興行収入ランキングを楽しみにしていてもらいたい。