映画『ターミネーター4』の公開を控え、19日より、日本科学未来館(東京都江東区)にて「ターミネーター展 戦いか、共に生きるか? ~ロボットとボクらの未来~」が開催される。プレス向けの内覧会には、ターミネーター展の"応援団"に指名された元プロレスラーの高田延彦が姿を現し、展示を熱心に見て回った。

お台場の日本科学未来館(東京都江東区)

『ターミネーター』が公開されて今年で25年。四半世紀後の今年、6月13日には新三部作のオープニングとなる最新作の『ターミネーター4』が封切られる。このターミネーター展では、歴代のシリーズで実際に使用された貴重なプロップス(撮影用の小道具)が本邦初公開される。同時に、現代のロボット技術を紹介するコーナーも設け、人間とロボットの未来について考えるものになっている。

まずはゾーン1。未来の廃墟が来場者を迎え入れる

ゾーン2は過去の『ターミネーター』シリーズの展示

ゾーン3は新作のエリア。これは水中を移動する「ハイドロボット」

このターミネーターは「T-600」。1作目のT-800よりも古いようだ

オートバイのような「モトターミネーター」

各キャラクターの衣装の展示も

ゾーン4では現代のロボット技術を紹介

実物が展示されるロボットもある

『ターミネーター』シリーズの大ファンだという高田(一昨日もターミネーター3を観たという)。歴代シリーズ全ての制作に関わったレガシー・エフェクト(旧スタン・ウィンストンスタジオ)のデザイナーであるリチャード・ランドンの説明を受け、感心することしきり。「時間の関係で30分間くらいだったが、半日くらい話を聞きたかった」とか。

ターミネーター風で来たという高田延彦

その高田が最も気になるのは、1作目から3作目までターミネーターを演じたアーノルド・シュワルツェネッガーの存在。「ターミネーター=シュワルツェネッガーというイメージがある。彼が出ないことで、物足りなさを感じることはないか?」と、新作についてランドンに質問したそうだ。しかし、「出る」とも「出ない」とも言われなかったようで、「観て楽しみたいのでそれ以上は聞かなかった」と高田。

また、フルスケールのターミネーターを見て、「ファイターとして燃える?」と報道陣から質問された高田。「いやいや白旗ですよ」と否定したものの、「あのバランスの良さ。逆三(角形)でね。昔、格闘技をかじっていた時代に、最も理想としていたのは全盛期のミルコ・クロコップ。つま先、足首、そしてふくらはぎ、膝から腿、で、あのケツ。割れた腹筋と……」と話が止まらなくなるあたりはやはり格闘家か。

映画『ターミネーター4』は、6月13日(土)より、ピカデリー1他全国ロードショー。6月6日(土)と7日(日)には先行上映も決定している。

「ターミネーター展」開催概要

会場 日本科学未来館1F 企画展示ゾーンb
会期 2009年3月19日(木)~6月28日(日) 火曜日休館
入場料 一般1,200円、18歳以下500円(※小学校未就学児は無料)
主催 フジテレビジョン、アサツーディ・ケイ、日本科学未来館
協力 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント