中国・インドを中心にアジアでマーケティングリサーチ、およびコンサルティング事業を行うINFOBRIDGE HOLDINGS GROUP LTD.(以下、インフォブリッジ)が16日に発表した調査で、中国人消費者の日本への旅行経験や意識の実態が明らかになった。調査は、2009年2月20日~3月11日の間、北京・上海・広州在住の20代~60代の月収4,000元(約5万7,000円)以上の男女を対象に実施。275件の有効回答をもとに集計された。

調査によると、日本への旅行について全体の41.1%が「経験あり」と回答。さらに、北京・上海・広州の地域別で日本への旅行経験者がもっとも多かったのは上海。上海の回答者の52.9%が日本への旅行経験があり、過半数を超えることが分かった。

また、全体の50.5%が「経験はないが、今後行ってみたい」と回答。地域別では、既に旅行経験がある人の割合が31.1%ともっとも低かった広州地域の67.8%が「今後行ってみたい」と答え、日本への旅行希望者の割合が高いことがわかった。

一方、「経験はないし、今後行く予定はない」と答えたのは、全体で8.4%。この割合は北京で15.9%にのぼり、日本への意識が他の地域に比べて保守的傾向にある実態が明らかになった。