ホンダは6日、Honda Racing F1 Teamを、これまでHRF1のチームプリンシパルを務めていたロス・ブロウン氏に売却したと発表した。

RA108とチームクルー

同社発表によると、「これまで英国においてHRF1の持ち株会社として、HondaのF1レース活動全ての業務を管理してきた、ホンダ・ジーピー・ホールディングス・リミテッド(Honda GP Holdings Ltd.)保有のHRF1の株式100%を、ブロウン氏に売却した。これによりチームの所有権はブロウン氏に移行し、今後はブロウン・ジーピー・フォーミュラ・ワン・チーム(Brawn GP Formula One Team)として、今シーズンのF1グランプリ開幕戦から参戦する計画である。」としている。

また、大島裕志 常務執行役員 広報・モータースポーツ担当は、「昨年12月5日にF1レース活動からの撤退を発表して以降、新たなチームとして存続できるように、様々な検討・協議を重ねてきた。結果としてこれまで一緒に戦ってきたロス・ブロウン氏に売却することができて、非常に嬉しく思っているとともに、彼の英断に大変感謝している。今後はブロウン氏の率いる新チームの活躍を期待している」と語っている。