カカクコムが運営する購買支援サイト「価格.com」は、「価格.comリサーチ」にて第27回調査となる「生命保険徹底調査!」を実施し、その結果を発表した。調査は2月19日~25日の期間にインターネット上で行われ、全国の男女3,392人が回答を寄せた。

生命保険の加入率 提供:価格.comリサーチ

まず、生命保険の加入率を尋ねると、約9割の89.9%が「加入している」と回答。一方「加入していない」はわずか10.1%だった。年齢別に見た場合、働き盛りの30~50歳代の加入率が高く、60歳代と合わせて9割前後が加入していることがわかった。反対に20歳代は65.2%にとどまっている。加入している生命保険の種類では、「終身型生命保険」が60.6%と飛びぬけて高く、「定期型生命保険」(29.9%)、「個人年金」(26.6%)、「学資保険」(20.9%)と続いた。

生命保険のひと月あたりの掛け金についてどう感じていますか(年齢別) 提供:価格.comリサーチ

1カ月あたりの生命保険料の総額を聞いたところ、もっとも多かったのが「3万円以上」(20.5%)。続いて「1万~1万5,000円」(18.8%)、「5,000円~1万円」(15.6%)の順となった。3万円以上の支払いが多いことについて同社は「年齢別に見ると40歳代、50歳代での割合がきわめて高い。この世代では一般の生命保険にプラスして養老保険や学資保険など平均して2つ以上の保険に入っている場合も多く、総額にすると3万円を超えるケースが多いようだ」と分析している。

1カ月あたりの生命保険料についてどう感じているかを聞くと、65.8%が「高い」と回答したのに対し、「安い」は9.8%という結果に。また、ひと月あたりの掛け金について金額ゾーン別に見ると「5,000円未満」では33.2%が「安い」と感じ、29.5%の「高い」を上回ったが、「5,000円~1万円」になると約半数の50.5%が「高い」と思うようになり、「安い」と思う人は12.4%しかいなかった。多くの人が毎月の生命保険の掛け金は"高くても1万円程度"と思っていることが窺える。

生命保険の契約を見直したきっかけ 提供:価格.comリサーチ

この3年間で生命保険を見直したかどうかの問いでは、36.8%が「見直した」、59.4%が「見直していない」と回答。続けて、見直したと答えた人にそのきっかけを聞いたところ、「収入が変わったため」(30.3%)、「家族構成が変わったため」(23.5%)、「外交員の勧めで」(21.8%)などが挙げられた。収入の変化に伴い、保険契約の見直しを行っている人が多いことがわかったほか、年齢別では60歳以上の56.3%が収入の変化によって保険を見直していることも判明。同サイトでは、定年を迎えるなどして収入が大きく減った時点で、保険の見直しを考えている人が多いのではと推察している。

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