ネットマーケティングを展開するアイシェアは25日、同社が提供する転送メールサービス「CLUB BBQ」でメールアドレスを取得したユーザーを対象に、フリー(無料)メールアドレスに関する調査を実施した。これによると、28.6%の女性が、「親しい人と知人」の間で、通常のメールアドレスとフリーメールアドレスを使い分けていることが分かった。
調査は2009年2月5日~10日、無料メール転送サービスCLUB BBQの会員を対象に実施。455人から有効回答を得た。
フリーメールアドレスをいくつ持っているか聞いたところ、「1つ」は全体の17.1%、「2つ」が25.7%で最も多かった。男性では「5つ以上」所有している割合が高く、26.1%を占めた。
通常のメールアドレスとフリーメールアドレスをどのように使い分けているか複数回答形式で聞くと、全体では「懸賞やメールマガジン登録用」が54.5%でトップ、2位は「仕事とプライベート(4.4%)」。3位以降は「PCと携帯電話(27.9%)」「親しい人と知人(24.2%)」「ブログ・サイトの連絡用(24.0%)」などが続いた。
男女を対比させて見ると、「仕事とプライベート」は男性が47.8%で、女性を約7ポイント上回った。一方、「親しい人と知人」は女性が28.6%で、約8ポイント男性より高い割合。「公私」の別で使い分けるのは男性、「親しさの度合い」で使い分けるのは女性という傾向が分かる結果となった。
年代別では、20代で「PCと携帯電話」が36.0%、「ブログ・サイトの連絡用」が38.0%で、他の年代より高い割合を示した。
メールアドレスの所有数別に使い分けの割合を見ると、いずれの項目も所有しているフリーメールアドレス数が多いほど割合が高くなった。「懸賞やメールマガジン登録用」は、所有数が「1つ」では30.8%程度だが、「5つ以上」では74.3%。「金融機関などへの登録」でも、「5つ以上」は24.8%と「1つ(6.4%)」を大きく上回った。