不動産経済研究所は19日、2008年の全国マンション市場動向をまとめた。全国における2008年年間(1~12月)のマンション発売戸数は9万8,037戸で、前年より3万5,633戸(26.7%)減少した。10万戸の大台を割り込んだのは1992年の7万5,173戸以来16年ぶりとのこと。
マンション平均分譲価格は、全国平均で3,901万円。2007年の平均価格に比べて88万円(2.3%)のアップ。全国のマンション発売総額は約3兆8,240億円で、前年より1兆2,726億円の下落となった。2009年におけるマンション発売は、「建築基準法改正の影響が継続し、大都市圏は回復基調も地方圏はさらに減少」(同研究所)することなどから、全国で約9.6万戸と前年より約0.2万戸(2.1%)減になる見込みだ。