現在放送中の『源氏物語千年紀 Genji』に続き、2009年4月からのフジテレビ"ノイタミナ"枠では、完全オリジナル企画のアニメ『東のエデン』が放送される。本作品は、TVシリーズが完結した後、さらにその先を描く「劇場版」が控えるという大型アニメプロジェクトとなっている。

イラスト:羽海野チカ (C) 東のエデン製作委員会

■アニメ『東のエデン』ストーリー概要
2010年11月22日(月)。日本各地に、10発のミサイルが落ちた。ひとりの犠牲者も出さなかった奇妙なテロ事件を、人々は「迂闊な月曜日」と呼び、すぐに忘れてしまった。それから3カ月。卒業旅行でアメリカに出かけた森美咲(もりみ・さき)は、ホワイトハウスの前でトラブルに巻き込まれ、ひとりの日本人に窮地を救われる。 滝沢朗(たきざわ・あきら)。彼は記憶を失っており、一糸まとわぬ全裸の姿で、拳銃と、82億円もの電子マネーがチャージされた携帯電話を握りしめていた……。
滝沢朗とは何者なのか? 謎の携帯電話の正体は? 失われた、滝沢の記憶とは何だったのか?

原作・脚本・監督を務めるのは、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『精霊の守り人』でハイクォリティな映像とともに、鋭い洞察力で深遠な人間ドラマを展開してきた神山健治氏。彼が描くのは、この国の"空気"に戦いを挑んだ、ひとりの男の子と、彼を見守った女の子の、たった11日間の物語となる。

キャラクター原案は、『ハチミツとクローバー』『3月のライオン』などで、幅広い世代に支持されるベストセラー漫画家・羽海野チカ氏。音楽は『イノセンス』『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊』など、数々の劇場アニメ大作を手掛け、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』では第41回シッチェス・カタロニア国際映画祭 最優秀映画音楽賞を受賞した川井憲次氏が担当する。

各界を代表するトップクリエイターが集結した奇跡のコラボレーションとなる『東のエデン』は、2009年4月より、フジテレビ"ノイタミナ"ほかにてスタート。TVシリーズは全11話の予定となっている。

■アニメ『東のエデン』おもなスタッフ
原作・脚本・監督 / 神山健治◆キャラクター原案 / 羽海野チカ◆音楽 / 川井憲次◆キャラクターデザイン / 森川聡子◆副監督 / 吉原正行◆総作画監督 / 中村悟◆美術監督 / 竹田悠介◆色彩設計 / 片山由美子◆CGI監督 / 遠藤誠◆撮影監督 / 田中宏侍◆アニメーション制作 / プロダクション I.G