マーケティングデータサービスを行うC-NEWSはこのほど、時間の使い方に関する調査を行い、その結果を発表した。年収の違いで時間の使い方に差はあるのか、時間に対する考え方などを調査した。

調査は1月10日~12日の期間に、年収500万円台と2,000万円以上の30歳~59歳のインターネットユーザー1,000名を対象に実施された。

まず、目標の立て方について尋ねたところ、「短期目標を立てている」との回答は年収500万円台では54%だったが、2,000万円以上では63%に上った。また、「長期目標を立てている」は500万円台では30%だったのに対し、2,000万円以上は48%と15ポイント以上もの差がついたほか、「目標を数値化している」「将来につながる勉強などの時間をスケジュールから天引きしている」などといった項目すべてにおいて、2,000万円以上が500万円台のポイントを上回る結果に。高収入を得ている人は、目標やスケジュールをより具体的に管理している姿が伺えた。

次に、予定と予定の間に発生するいわゆる"スキマ時間"の使い方について聞くと、「娯楽、息抜きに使う」は年収500万円台では45%、2,000万円以上では41%との結果。一方、「メールチェックなど仕事関連に使っている」は500万円台では33%、2,000万円以上では43%の回答率になったほか、「勉強や教養の時間に当てるよう、本などを持ち歩いている」は500万円台では19%、2,000万円以上では35%と15ポイント以上の差が付いた。

年収500万円台の人たちがスキマ時間を息抜きとして使う傍ら、高収入を得る人は、仕事や勉強に充てるなど、少しの時間も有効利用しようとする意識を持っていることが明らかとなった。