近畿日本ツーリストは14日11時より、「2009年トカラ皆既日食観測ツアー」の第2期募集を開始する。申込期間は28日の17時まで。募集は専用サイトにて、申込者多数の場合は抽選となる。

同ツアーは、7月22日に鹿児島県トカラ列島で観測できる、今世紀最大級の皆既日食(6分前後)を目的としたもの。全28コースを用意しており、口之島や中之島、平島、悪石島など、トカラ列島各地で皆既日食を眺められる。ただし、交通手段が週2便の村営フェリーしかなく船中泊が多いなどの理由から、健康や体力に自信がない人や、親権者の同行がない小学生以上15歳未満の人などは参加することができない(にっぽん丸2泊3日クルーズコースを除く)。出発日は7月17日~21日(コースによって異なる)で、料金は34万2,000円~(1名料金)となる。

皆既になる瞬間と皆既が終わる瞬間に、ダイヤモンドの指輪のように見える「ダイヤモンドリング」現象

一番長く皆既日食が観測できる悪石島

第1期募集の反響については、「大勢の方からお申し込みをいただきまして、第1期では総人数2,052人のご応募があり、抽選の結果、815人の方が当選されました。ちなみに全コースで人気があったのは、皆既時間が一番長い悪石島のコースでした」(同社広報担当)としている。ちなみに同ツアーの定員は、全部で1,500名。第2期の募集人員は現在未定となっており、第3期募集も予定しているとのこと。

また、同社では、空の上で皆既日食を見ながらの高額ウェディングプランも提供する。1組限定のプランとなっており、チャーター機を使用して地上よりもさらに近くで皆既日食を鑑賞することが可能だ。料金は、挙式代や2名分のホテル「天空の森」宿泊代などを含めて2,200万円。高額設定のためか現在のところ、「問い合わせは多くいただいておりますが、まだ成約にはいたっておりません」(同社広報担当)としている。