2009年1月放送スタートのNHK大河ドラマ『天地人』の出演者発表会見が17日、東京・渋谷の同局で行われた。織田信長役に松方弘樹、伊達政宗役に松田龍平、政宗の正室・愛姫に杏ほか7人が新たに発表された。
前列左から、木村佳乃、松田龍平、松方弘樹、笹野高史、吉川晃司 |
『天地人』は、戦国武将・上杉景勝の家臣となった直江兼続(妻夫木聡)が、「義」と「愛」の精神で動乱の時代を生き抜いていく物語。今回は、徳川家康役に松方弘樹、伊達政宗役に松田龍平、政宗の正室・愛姫役に杏、千利休の娘・お涼役に木村佳乃、福島正則役に石原良純、毛利輝元役に中尾彬、前田利家役に宇津井健、北政所役に富司純子とそれぞれ発表された。
兼続のライバルとして、闘争心を燃やす政宗を演じ、大河ドラマ初出演となる松田は「長い時間、同じドラマをやるのは初めてなので、楽しみにしています。男が惚れる役と聞いているので、これから台本と照らし合わせて、しっかりと演じていきたい」と意気込みを。同じく大河初出演で、時代劇としても初出演となる杏は「浅田次郎さんや早乙女貢さん、司馬遼太郎さんなどの時代小説を読むのが好きなので、精一杯、夫を支えていきたい」と緊張気味に挨拶。杏の父親・渡辺謙は『独眼竜政宗』(1987年)で主役を演じており、アドバイスはあったか? という報道陣の質問には「父にはまだ話していないんです。ちょっと怖いですね(笑)。自分なりに頑張りたい」と意気込みを語った。
また、家康役の松方は、35年ぶりの大河ドラマ出演となる。「主役(妻夫木)いじめがポイント。初めから結構いじめるらしいんで、新しい形の演じられれば」と意欲を見せ、秀吉役の笹野は「秀吉の役は僕がぴったりだと思うんですよ(笑)。この日が来るのを待ってました! 猿似の風貌だけですが、似合っているんじゃないかと」とハイテンションだった。