現在公開中の映画『ハンサム★スーツ』が、興行収入4億円、観客動員数40万人を超える大ヒットを記録。これを記念し、渋谷シネクイントで主演の塚地武雅が舞台挨拶をおこなった。
「本日はド平日にもかかわらず、雨も降る環境のなか映画を見に来てくださって、皆さんのことは忘れないでしょう」と挨拶した塚地。映画がヒットし、香港やシンガポールなどアジアの7地域で上映が決まったことを受け、「世界進出ですよ! 日本のブサイクからアジアのブサイクへ(笑)」。英勉監督も、「塚地さんや谷原(章介)さんと一緒に世界へ行こうって言ってるんですよ。とくに2人のコンビが完璧で、すごくいいんですよ」と、ダブル主演の塚地と谷原を絶賛。塚地もまた、「谷原さんが相方だと思ってます」と話し、会場の笑いを誘う。本来の相方であるドランクドラゴン・鈴木拓の反応は? との質問に、塚地は「……相方? あー、あのメガネの子か(笑)」。
と、その時、会場の片隅から「おいおいおい!」の声が。「なんか変なこと言うだろうと思って来たんだよ!」と、突然の鈴木の登場に会場は騒然。だが、あまりにも地味な格好に、塚地から「服考えてこいよ! 思いっきり食べ物のシミ付いとるやん!」とつっこまれる始末。
鈴木も『ハンサム★スーツ』に出演しているが、本人いわく、「ちょっと気を抜いてると見逃しますからね(笑)」。その後、出演時間が短かったにもかかわらず、主演の塚地とギャラが同じであることが暴露され、観客からブーイングを受ける場面も。さすがに鈴木も、「子供がいるんです! オレ1人じゃ仕事来ないでしょ」と言い訳するのが精一杯だった。
公開後の反応について、「見ていただいた方からは、『意外と面白かった』『思ったよりよかった』と、いい評判をもらってます。初期設定どこやねん! 渋々行ったんかい! って感じもあるけど……」と塚地。
一方、鈴木は「もうそろそろ僕の存在が芸能界から消えてしまうので、この映画は(芸能界にいた)証拠として載っかります。皆さんも歴史の証人として、『鈴木って人もいたな』と思いながら見ていただきたいです」と、どこまで冗談か分からないコメントで会場を爆笑の渦に巻き込んでいた。
そして舞台挨拶終了後、この日限りのプレゼントとして、出演者らが被写体となり、観客が写メできるサービスが。塚地や鈴木にケータイが向けられ、「カシャッ!」「♪ピロリ~ン」など、シャッター音が会場の至る場所から鳴り響いていた。