GT500ドライバーズ・チャンピオンのコメント

GT500クラスのドライバーズタイトルは、前述のとおり、3勝して計76点を稼いだ23号車「XANAVI NISMO GT-R」の本山哲とブノワ・トレルイエ。まずは本山へのインタビューから始まった。王座獲得について、「責任を果たせた点が一番大きいです。GT-Rはポテンシャルが高かったし、日産・NISMOがそれをいい状態で提供してくれて、チームスタッフ、そしてブノワという素晴らしいチームメイトがいて、これ以上ない状態で走れたことが大きかったですね」。またファンについても。「最後は暗くて顔までは見えなかったんですけど、雰囲気と拍手と声援と旗を、苦しい状況の中でも常に感じながら走っていました」とファンの力が後押ししていたことをアピール。最後は、「今日は12号車が優勝して、僕らもタイトルを取れて、GT300も取れて、日産、NISMOにとって最高の日になったと思います」として締めた。

トレルイエは、「今日は難しいレースだったと思います。ただし、クルマはポテンシャルがありましたので、予選のような走りでプッシュし、3位に上がることができました。本山選手の二度目のピットストップは不運でしたが、仕方がないかと思います。クルマは本当に運転しやすくて、チームのサポートが非常によくてセットアップも決まっていて、楽しい1日でした」。王座獲得については、「今回、チャンピオンシップを取れて非常に嬉しいです。フォーミュラ・ニッポンなどでは王座を獲得していますが、SUPER GTでは初めてでしたので、本当に獲得できてよかったと思います。チームメイトとして日本で一番速い本山選手と組ませてもらえるなどチーム全体が非常にいいパッケージでしたので、それを用意してくれた日産・NISMOに感謝しています。また、モチベーションが下がった時でも常に応援してもらえたので、ファンのみなさんにもとても感謝しています」とした。

表彰台の両クラスのドライバーズ・チャンピオン4名のシャンパンファイト

本山哲。楽勝かと思われたが矢先に急展開で苦労した様子

SUPER GTで初のドライバーズタイトルを獲得したブノワ・トレルイエ

GT500のドライバーズ王者のフォトセッション

GT300ドライバーズ・チャンピオンのコメント

GT300クラスのドライバーズタイトルは、前述したとおり暫定だが、シャンパンファイトや記者会見には78点を獲得した46号車のMOLAレオパレスZ」の星野一樹と安田裕信が王者として登場した。星野は、「ゴールするまで、チャンピオンが取れるか取れないかまったくわからない状況だったので、最初は実感がありませんでした。しかし、今は素直に嬉しいです。最初のアクシデントの後は僕も予選並みにプッシュしたら手応えを感じていたのですが、さすがに2回目のアクシデントの時はあきらめかけました。でも、チームからあきらめるなと無線でいわれ、最後までがんばったのでこういう結果が待っていたんだと思います。交代してからは、安田はいつもポジションを上げて帰ってきてくれるので、あとは信じて見守っていました。優勝の実感は、表彰台に立ってからですね。ファンのみんなの顔は暗くて見えなかったのですが、いっぱいいることはわかりましたので、それも嬉しかったです」

安田は、「最初の接触であきらめかけましたが、一樹さんがそのあとの猛プッシュでGaraiya(43号車)の前に出てくれたので、これは行ける、と。次のクラッシュの時はさすがに無理かなと思ったのですが、雨が降り出したので、ここで絶対に流れが変わると思いました。交代した時も、素早く送り出してもらえて順位も上げられたので、その後は何も考えずにプッシュしました。ゴールした時は6位なのがわからなくて、自分たちがチャンピオンなのかどうかもわからなかったです。あとでチャンピオンと聞いて、本当に嬉しかったです。僕たちは前戦全力で行くとふたりで誓っていました。今回も、接触された中でクルマを手渡してくれた一樹さんに本当に感謝しているし、本当に嬉しいです」とした。

表彰台で花束を贈呈された両クラスのチャンピオン

星野一樹。来シーズンは再びGT500に戻ることができるか?

安田裕信。来シーズンは初のGT500クラスか?

GT300のダブルタイトルの3名でフォトセッション

両クラスのチーム・チャンピオンのコメント

チームタイトルは、36号車「PETRONAS TOM'S SC430」(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)を擁するPETRONAS TOYOTA TEAM TOM'Sが、94点で獲得。関谷正徳監督は、「ドライバーズタイトルも取りたかったんですけど、プレゼントしましたんで(笑)、チームタイトルを取れてよかったです。1年間通して、すべていいレースをしたと思っています。特に、メカニックたちがすべてのピットワークをノーミスでこなした点は、素晴らしいチームだったと。これがチームタイトルに貢献したと思います。あとはふたりのドライバー、アンドレと寿一が本当にいい仕事をしてくれたと思います。常に期待感を持たせてくれるレースをしてくれて、我々も楽しめました」と語った。

GT300のチームタイトルもドライバーズタイトルと同様に暫定扱いだが、46号車を擁する「MOLA」が104点を上げて獲得した。こちらは2位のAUTOBACKS RACING TEAM AGURIと15点差があるため、全得点抹消などにならない限り、覆ることはないはずだ。元レースクイーンという芳賀美里監督は、「もう、素直に嬉しいです。今回、2回ぐらいダメかなというシーンがあったんですけど、最後まで1ポイントでも上を目指していこうとがんばりました。最後は取れるかどうかまったくわからなくて、ずっと放心状態が続いていました。表彰台やこうした記者会見の場など、4年間やってきて初めてだったので、嬉しいんですけど、緊張しています(笑)。チーム自体のモチベーションが下がるような時もありましたが、ふたりのドライバーが常に盛り上げて引っ張ってくれたシーズンでした」とコメントしている。

表彰台のチームタイトルの両監督

関谷正徳監督。不利といわれたSC430でのチームタイトルは見事である

芳賀美里監督。場慣れしていないため、緊張していた模様

チーム監督どうしでフォトセッション。まるで親子みたい?

SUPER GTは今回で08シーズンを終了。09シーズンは暫定スケジュールの状態だが、3月21・22日に岡山国際サーキットからスタートする。また、今月25日には、フォーミュラ・ニッポンと合同の「2008モータースポーツアワード」が開催される予定だ。