東京ドームシティでは、2009年春に『マジクエスト』、『トウキョウパニッククルーズ(仮称)』、『ルパン三世~迷宮の罠~』の3つの新アトラクションと新シアター『シアターGロッソ(仮称)』を導入すると発表した。

既にアメリカで高い人気を誇っている『マジクエスト』(写真はイメージです)

2005年の国際アミューズメント見本市で賞を獲得した『マジクエスト』は、アメリカの開発者が児童心理学に基づいて考案し、ロールプレイングの実体験版とも言える新しいタイプのアトラクション。中世ヨーロッパの魔法使いの世界を舞台に、プレーヤーがそれぞれ「ワンド(杖)」を手にしてエリア内に設置された各種アイテムを見つけ出し、それらを集めながら「アドベンチャー」と呼ばれる課題をクリアしていく。宝箱をはじめ各ポイントに「ワンド」をかざすことでアイテムを取得でき、その結果が「ワンド」に記録される。プレイ回数を重ねることでレベルも向上。より多くのアドベンチャーに挑戦することも可能だ。プレイ時間も60分と長く、余裕を持って楽しめそうだ。

敵か? 味方か? ワンド(杖)の使い方も『マジクエスト』のポイント

「ガンダム」シリーズのサンライズが映像コンテンツを担当した『トウキョウパニッククルーズ(仮称)』は、3Dメガネを掛けて8人乗りの搬器に乗車するライド型4Dアトラクション。3D映像や音響と連動した風などの特殊効果はもとより、搬器がコース上を移動しながら、コース内8カ所のスクリーンに映写される3D映像に合わせて多彩な動きを展開していく。

この搬器に3Dメガネを掛けて乗車。すると飛んでもないことが起こる?
(C)サンライズ/東京ドーム

『トウキョウパニッククルーズ(仮称)』のメインキャラクターである"カーラ" (C)サンライズ/東京ドーム

『ルパン三世~迷宮の罠~』は、その名の通り「ルパン三世」をテーマにしたウォークスルー型のアトラクション。意外や意外、「ルパン三世」をテーマにしたアトラクションとしては世界初だという。アトラクション内はルパンのアジトという設定。ルパンらお馴染みのキャラクターが登場し、妨害やイタズラを仕掛けながらも、入口で受け取った装置に表示される地図情報を頼りに宝物を探して回収の正確さや速さを競う。携帯情報通信端末(PDA)をはじめ、非接触型ICタグ(RFID)を使用した演出や位置情報検知機能など、ハイテク技術が随所に使用されている。

『ルパン三世~迷宮の罠~』外観のイメージ
(C)モンキー・パンチ/TMS・NTV

そして、『シアターGロッソ(仮称)』は、戦隊ヒーローショーを主な演目とした屋外の「スカイシアター」を屋内に新設する新シアター。屋内に設けることで、天候に左右されない快適な観覧環境となる。また、これまで自由席当日券のみの販売だったのを、座席の指定席化とチケット前売りシステムの導入により、当日はほとんど並ばずに観覧することができる。

ヒーロー以外にも様々な催しを開催
(C)2008 テレビ朝日・東映AG・東映