さて、今年もやって来ました! 『第21回東京国際映画祭』、いよいよ開幕です!
今回も、六本木ヒルズと渋谷Bunkamuraをメイン会場に26日まで開催される本映画祭。 今年は"エコロジー"をテーマに、映画を楽しむと同時に映画を通して、地球環境保全の重要性を考えようと訴えていきます。
広く「自然と人間との共生」を根底のメッセージとした作品を集めた『natural TIFF supported by TOYOTA』部門も創設され、自然環境を考えるドラマやドキュメンタリーも上映されます。
これに伴い毎年オープニングに開催されるレッドカーペットも、今年はグリーンカーペットに変貌を遂げました。この約200メートルにも及ぶカーペットは、ペットボトルをリサイクルして製作したもので、その数は、500ミリリットルのペットボトルに換算して約18,000本分だそうです。
では今年のグリーンカーペットを歩いた、上映作品の豪華な出演者を紹介しましょ う。
ブラインドネス(11月22日公開)
全世界が失明してしまう心理パニック・サスペンス。今回、ジュリアン・ムーアがこの作品で初来日を果たしました。木村佳乃と伊勢谷友介は、夫婦役です。
ラブファイト (11月15日公開)
幼なじみ同士の不器用な初恋を描く。北乃きいの今までのイメージがふっ飛びます。
ブタがいた教室(11月1日公開)
690本の候補から15本選ばれたコンペティション部門での上映となる本作。出演する子どもたちには子どものセリフとラストシーンが白紙の台本が配られ、演技を超えたリアルな反応、想いがそのままカメラに収められています。
青い鳥 (11月29日公開)
「日本映画・ある視点部門」での上映。本郷奏多は、昨年のクロージング作品「シルク」に出演したことでも話題に。
櫻の園 (11月8日公開)
1990年公開の同名作のリメイク。メガホンを取るのは18年前と同じく中原俊監督。
旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ (2009年2月7日公開)
あの日本最北の動物園の動物たちが、スクリーンに登場します。
ホームレス中学生 (10月25日公開)
掛け合い漫才でボケ連発、このチームが一番盛り上がっていました。
クローンは故郷をめざす
クローン技術がもたらす生と死の矛盾、家族愛を描くアート・フィルム。主演の及川光博は三役を演じ分ける。共演は嶋田久作、石田えり、永作博美ら。
余命(2009年2月7日公開)
「日本映画・ある視点部門」での上映。谷村志穂の同名小説を映画化。がんの治療か出産かの狭間で悩む母親を松雪泰子が熱演、椎名桔平はその夫を演じます。
THE CODE/暗号 (2009年初夏公開)
またまた林海象監督が探偵ものを製作。 上海を舞台に暗号解読の天才=探偵507の哀しき戦いが幕を開けます。
特命係長 只野仁 最後の劇場版 (12月6日公開)
根強い人気に後押しされて、待望の映画化。"最後の"と銘打たれていますが映画化は初めてです。敵役に格闘家のチェ・ホンマンが抜擢されたことも話題。
コトバのない冬
コンペティション部門で上映されるもう1本の日本映画。渡部篤郎長編初監督作は、愛の記憶を失った女とコトバのない男が紡ぐ美しい物語です。
少年メリケンサック (2009年2月9日公開)
宮藤官九郎脚本&監督第2作目がいよいよ登場。
その日のまえに (11月1日公開)
「日本映画・ある視点部門」での出品。「涙が止まらず、通勤電車では読めない」と評判の重松清の同名連作短編小説を映画化。余命を宣告された妻(永作博美)と、その夫(南原清隆)が"その日"まで精一杯生きる姿を描きます。
レッド クリフ PartI (11月1日公開)
周りは、SPだらけでした。
ついに登場、ジョン・ウー版三国志! PartIIは、2009年4月公開予定です。
特別ゲスト
別所哲也は、TOYOTA Earth Grand Prixの審査員を務めます。
撮影:福住佐知子