世界中で販売されるスポーツサイクルの多くが生産されている場所、それは台湾だ。その台湾を、というよりも世界を代表する自転車メーカーがGIANT(ジャイアント)。生産施設まで含めた高い技術力で、自社ブランドのみならず他社の生産も大量に請け負っている。プロのロードレースにもフレームを供給していて、ツール・ド・フランス等でもおなじみの存在。

DEFY ADVANCED 1

週末のサイクリングからロングライドイベント、そしてヒルクライムレースなど、1台で幅広く使えるロードバイクが人気の昨今。GIANTのニューモデルDEFY ADVANCED 1(ディファイ・アドバンスド 1、399,000円)も、まさにそんなニーズにぴったりの1台だ。GIANTがツール・ド・フランス等のレースで培ってきたロードバイクのテクノロジーを投入しつつ、トップチューブと呼ばれるフレームの上辺を短めに、そしてハンドル位置を高めに設計。前傾姿勢一辺倒ではなく、リラックスしたポジションも取りやすくしている。サイズはXS、S、Mの3種類で、Mでも7.4kgと軽い。

DEFY ADVANCED 1はロングライドに適したカーボンフレームの完成車

DEFY 3

街乗りでも使える安価で乗りやすいロードバイクとして、長年人気だったOCR 3。その後継モデルと言えるのがDEFY 3(ディファイ 3、87,150円)だ。DEFY ADVANCEDシリーズの設計思想を引き継いだ新設計のアルミフレームは、安定感重視のロングホイールベースや、少しアップライトなポジションが特徴。ドロップハンドルだが、手前のフラットな部分に補助ブレーキレバーを備える。タイヤは25mm幅で、一般的なロードバイクより少し太め。サイズはXS、S、M、そして身長195cmまで対応するMLの4種類がある。

街乗りからサイクリングまで楽しめる、アルミフレームの入門モデル「DEFY 3」

ESCAPE R3

スポーツサイクルがブームと言われるようになってきたこの数年、「はじめての1台」として多くの支持を集めているのが、GIANTの「ESCAPE R(エスケープ R)」シリーズだ。オンロード性能を重視したスマートな設計とお求めやすい価格で、クロスバイクの市場を牽引している。そのベーシックグレードが、ESCAPE R3(エスケープ R3、52,500円)だ。

軽量なアルミフレームやサスペンションのないフロントフォーク、28mmのタイヤなどは、オンロード性能を重視していることの現れ。握りやすいハンドルグリップ、コンフォート性能を重視したGIANTオリジナルのサドル、路面からのショックを吸収するシートポストサスペンションといった快適装備もぬかりない。カラーバリエーションが豊富なのも特徴だ。

大人気のクロスバイク「ESCAPE R3」は、2009年モデルもカラーバリエーションが豊富

SEEK R1

SEEK R1(シーク R1、94,500円)は、GIANTが新たに提案する、アクティブかつタフなイメージを前面に打ち出したクロスバイク。ストリートでジャンプ等のアクションを楽しむためのMTBが持つテイストを、クロスバイクに持ち込んだというわけだ。丈夫なアルミフレームとフロントフォーク、高い剛性のリム、そして攻撃的な雰囲気のグラフィックが特徴。タイヤはESCAPE R3が28mm幅なのに対して、こちらは32mm幅と太め。ブレーキは前後とも油圧ディスクブレーキなので、雨でも確実な制動力を発揮する。

フレームからパーツまでタフさを重視した構成のSEEK R1

※価格はすべて希望小売価格、税込。