「自分らしく頑張りたい」
――草刈さんは、今後、どんな活動をしていきたいのですか?
草刈「そうですね。やはり女優としてやっていきたいです」
――やはり、草刈さんはご両親の影響でこの世界に憧れたのですか(※ 草刈麻有の父親は俳優の草刈正雄で、母親も元モデルである)?
草刈「小学校6年生ぐらいの時期に、雑誌の専属モデルに憧れてたんです。その頃は、女優に興味はなかったのですが、"お父さんと映画に出てみないか?"と言われ、『0093』の話を頂いた時に初めて女優という仕事を意識しました」
――女優として活動されて約1年経つわけですが、このお仕事をどう思いますか?
草刈「自分とまったく違う人を演じるのは、この仕事じゃないと出来ない事だし、楽しんでいます」
――演技していて、何か苦労などはありますか?
草刈「台本を読んで、『この人は、どんな人なんどろう? どんな気持ちなんだろう?』って考え込むことはあります。でも、ひとりで悩むというよりは、監督さんに相談して解決しています」
――今後、どんな役を演じてみたいですか?
草刈「色々な役がやりたいです。とにかく、何でも演じてみたいです」
――草刈さんは、最近、犬を飼いはじめたと聞きましたが?
草刈「はい! 子犬のチワワでジェシーという名前をつけました。小さ過ぎて泣かないんですよ。子ネコも4匹いるんですけど、とても仲良しです」
――やッぱり、草刈さんが一番可愛がってるんですか?
草刈「意外とお父さんが一番夢中なんですよ(笑)。『ジェシーがいない!』って探したら、お父さんの膝の上にいるということが多いです(笑)」
――お休みの日は、どう過ごされていますか?
草刈「犬や猫と遊んだり、友達とお家で話たりして過ごしてます」
――草刈さんはダンスが得意だと聞いたのですが。
草刈「昔、ヒップホップダンスを習っていたんですが、ここ3年は習ってないんですよ。今は、身体は硬くてカチコチなんです(笑)。『東京少女』の3話ではダンスシーンがあるので、ちょっと不安です。バレエを踊るシーンもあるので、かなり不安です(笑)」
――お父さんも同じ役者さんですが、お父さんの事をどう思いますか?
草刈「これまでは、父親として見ていたんですが、同じ仕事をするようになって役者として『凄いなあ』と思うようになりました」
――お仕事のアドバイスとかはありますか?
草刈「『とにかく自分らしく頑張れ』といわれています。父はあまり細かいことは言わないんです」
「インタビューに慣れていないんです」とやや緊張気味だった草刈麻有だが、愛犬ジェシーの話が出ると、元気な笑顔を見せてくれた。一見、クールな印象の草刈だが、本当の姿は、本人が言うように「よくしゃべる女の子」だった。そんな彼女が「自分らしく頑張って」見せてくれる、『東京少女 草刈麻有』を楽しんで欲しい。
インタビュー撮影:岩松喜平