ホンダ(本田技研工業)は、10月に発表する新型「オデッセイ」に関する先行情報を、19日より同社ホームページにて一般公開する。

「オデッセイ」は1994年10月の誕生以来、多人数がゆったり乗れる空間を持ちながら、低床パッケージによる走行性能と洗練されたデザインが特徴。今回4代目となる新型オデッセイは、歴代のモデルに受け継がれてきたDNAを継承しながら、人の感性に訴えかけるモデルを目指して開発したという。

また、魚眼CCDカメラによって捉えた映像をナビゲーション画面に表示し、縦列駐車や車庫入れ、見通しの悪いT字路や幅狭路などでの運転を支援する「マルチビューカメラシステム」を開発。今回のオデッセイに搭載する。同システムは、フロント、リア、左右ドアミラーに計4個の魚眼CCDカメラを装備。それらの映像を合成し、ステアリング舵角の情報から算出した走行軌道を予測する「予測ガイド線」や、走行時に障害物への接近距離の目安となる「目安ガイド線」などを加えて表示し、駐車支援、視界支援、幅寄せ支援を行なう。

なお、オデッセイのホームページでは、新型「オデッセイ」に関する情報を順次公開していく予定。

「マルチビューカメラシステム」のシステム概要

使い方表示機能。グランドビューを見ながら、同時に使い方も表示する

リアビュー+グランドビュー。クルマの周囲の路面と後方の視界を支援する

フロントブラインドビュー。180°見渡せる広角画像で左右の安全確認を支援する

フロントビュー+グランドビュー。クルマの周囲の路面と前方の視界を支援する

両サイドビュー。幅寄せ時や、すり抜け時の左右の視界を支援する