ハインツ日本と「Afternoon Tea」のコラボレーショングッズが人気を集めている。ハインツ日本の「冷たいスープ」シリーズをモチーフにしたデザインで、マグカップやスープカップ、エプロンなど59アイテムを全国の「Afternoon Tea」店舗にて数量限定で販売している。

グッズコンセプトは「スープと雑貨でおいしくときめく朝をむかえる」。早起きは健康や美容によいとされており、健康系の雑誌等でも早起きの特集が組まれている。そんな中、早起きの楽しみを見つけるために役立つキッチンアイテムとして、スープカップやエプロンなどのグッズをハインツ日本と「Afternoon Tea」が共同開発したのだ。ここではハインツ日本に詳しいお話をお聞きしながら、商品の詳しい紹介をしていく。

「プレート」(1,800円)、「マグカップ」(えんどう豆・コーン・ロゴ/各900円)

「マグカップ」(ロゴ/900円)

「エプロン」(3,600円)

コラボ第1弾には大ヒット商品も

ハインツ日本マーケティング部部長の平野エリさん

ハインツと「Afternoon Tea」のコラボレーション企画は、今回で第2弾になる。第1弾は昨年発売。「たのしいキッチン」をコンセプトに、ハインツの主力商品であるケチャップの赤をモチーフに14カテゴリーに及ぶキッチン関連グッズを開発した。「中でもハインツのロゴマーク入りの赤いマグカップ(第2弾でも発売)やキッチンプレートは、発売開始から2週間で売り切れるほどのヒット商品となりました」と語るのは、ハインツ日本マーケティング部部長の平野エリさんだ。

そんな昨年の成功があり、今回のコラボ企画第2弾へと至ったわけだ。「今回のモチーフは、日本の冷たいスープ市場の先駆けとして1996年より展開している『冷たいスープ』シリーズです」。同シリーズは、えんどう豆やコーン、ジャガイモ、かぼちゃの4種の味で展開しており、レトルトパウチタイプの野菜クリームスープとして全国で販売されているものだ。

コラボグッズでは、えんどう豆のグリーン、コーンのイエローといったカラーに加え、看板商品であるケチャップの赤もさし色として加えた3色をキーカラーとして使っている。さらに、かわいらしいドッド柄をデザインの基本パターンとして採用した。

「布トートバック」(1,600円)、「分割メモ」(460円)、「香り付きマーカー」(180円)

「フェイスタオル」(1,400円)、「ハンドタオル」(700円)

「スープカップ」(800円)

グリーンとイエローの2色を用意したガラス素材の「スープカップ」(800円)は、同社の「冷たいスープ」1袋分がちょうどカップにおさまる大きさに設計されている。また、飲み口部分は口当たりの心地良さを追求し、ガラスの厚さにも工夫を施したという。他には、ランチョンマットやコースターなどのキッチングッズ、タオルやバッグなどの生活用品、さらにはマーカーやメモ帳などの文房具なども取り揃えた。「全体的には、ナチュラルで安心感のあるデザインに仕上がっています」。

「冷たいスープ」1袋分がちょうどカップにおさまる「スープカップ」をもつ平野さん

「ハインツのブランドイメージを世の中にもっと浸透させたい」とグッズ開発の経緯について話す平野さん。「プレミアム感やアメリカンテイスト、本格的といった従来からのブランドイメージを踏襲したデザインになるよう、かねてから信頼を寄せていたAfternoon Tea様にデザイン考案の協力をお願いしました」。

メインターゲットは、ライフスタイルに関心の高い20代後半~30代の女性で、おしゃれ感やセンスを重視する層をターゲットに据えている。「食べる瞬間の楽しみだけではなく、何を作るか考えたりする段階から盛り付けをする作業まで、食生活全体を楽しく演出して欲しい」と平野さんは話す。

ちなみに昨年度のグッズの販売金額は、約6,500万円。第2弾も「Afternoon Tea」店舗においてお客さんの反応は上々でスタートした。第2弾の成功もほぼ確実といえるのだろう。

同社はこれまでにも他企業へのブランドライセンスでTシャツや携帯待ち受けデザインの販売を開始している。今後もブランド戦略の一環として、さまざまな企業とのコラボレーションを実現していく構えだ。