三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同出資したインターネット専業銀行「じぶん銀行」が17日から営業を開始した。ネット専業銀行としては5行目で、携帯電話から振込や振替ができるのが最大の特徴。
「じぶん銀行」はインターネット専業銀行のため自前の店舗を持たない。このため口座開設にあたっては携帯電話かパソコン、もしくは郵送によって手続きを行う。携帯電話番号と携帯eメールアドレスが必要になる(使用できる携帯電話はau、NTTドコモ、ソフトバンク)。現金の入出金は三菱東京UFJ銀行、セブン銀行、およびゆうちょ銀行のATMを使用する。当面は円預金、振込、ATM取引、「Edy」チャージに対応し、今後は外貨預金、カードローン、クレジットカード、金融商品仲介、保険販売などのサービスを順次追加していく考え。
じぶん銀行のサービスはau、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルの携帯3キャリアに対応。特にauの携帯電話同士であれば相手の口座番号がわからなくても携帯電話番号だけでの振込が可能になるなど、au利用者には独自のサービスが追加されている。
同行では営業3期目となる2010年度末までに240万口座、1兆円の預金量を目指すとしている。