クリスティーナ・リッチ演じるトリクシーの声に挑戦した上戸彩

7月5日にいよいよ公開されるウォシャウスキー兄弟最新作『スピード・レーサー』。封切りに先駆け主人公「スピード・レーサー」を演じたエミール・ハーシュ、そして日本語吹き替え版で声優を務めた赤西仁(KAT-TUN)と上戸彩が30日、都内で会見を行った。

赤西はスピード・レーサー、上戸はその恋人トリクシー(クリスティーナ・リッチ)の声を担当する。「トリクシーはスピードのことを手のひらで転がすような、ちょっとお姉さん気分の幼馴染みなんです。アフレコ収録のときは、赤西さんのセクシーボイスをたくさん聞きながら声をやらせていただきました」と挨拶すると、赤西は「別に自分、セクシーボイスではないですが……。あまりにも言われるのでちょっと恐縮しちゃいます」と照れた様子。

「免許取りたての頃は高速をうまく降りられず、ずっとぐるぐるしてました」と上戸

ハーシュの愛車はトヨタのプリウスだという。劇中の自分の運転を振り返り、「皆さんも人の車の上をスキップしたり、スピンしながら車を駐車したりということはまねしないで下さい(笑)」

自分の"分身"とも言える赤西と初めて会ったハーシュは「本当にかっこいいし、まさにスピードそのものだと思います」と絶賛。赤西も「先ほどちょっと、来る前に話したんですけど、ものすごく自然な方で、優しくしていただいて嬉しかったです。実際会ってもかっこいいなと。同い年とは思えないぐらい」と返した。

劇中ではスピードとトリクシーがキスするシーンも。赤西と上戸も声だけのキスシーンを演じたことになるが、赤西がアフレコを行った時点では上戸の声はまだ入っておらず「実際にトリクシーと喋ってるような感じ」だったという。

それに対し上戸は「何度も何度も映画を見ました。キスシーンの部分はみんなに見本を見せてもらって挑んだんですけど、そういうキスシーンに音はいらないと言われたので、ちょっとホッとしましたね(笑)」。すると横からハーシュが手の甲に唇をあて「チュッチュッ」と自ら音の見本を示して見せ、会場の笑いを誘った。

派手なカーアクションシーンは言うまでもなく、細かく描かれた人間関係も見どころ
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『スピード・レーサー』は7月5日(土)、サロンパス ルーブル丸の内ほか全国ロードショー。

写真:石井健