WOWOWで放送中のアニメ『カイバ』。6月25日からはDVDのリリースもスタートする
(c)2008湯浅政明・マッドハウス/カイバ製作委員会

WOWOWで放送中のアニメ『カイバ』の最終回のゲスト声優として、女優やモデルとして活躍する加藤夏希の参加が決定した。そのアフレコ収録が19日に行われ、終了後に心境を語ってくれた。

アニメ『カイバ』は、記憶の保存や体の乗り換えが可能な世界が舞台。記憶喪失の主人公・カイバが星々を巡り多くの出会いを繰り返すなか、失った記憶を取り戻していく。監督は『マインドゲーム』『ケモノヅメ』など、意欲的な作品の多い湯浅政明が務めた。今回、加藤が挑戦する役は、天に君臨する支配者・ワープの、99番目の王子である"ちびワープ"というキャラクター。最終回で大きな鍵を握るキャラクターということなので、ぜひその演技と展開を楽しんでほしい。最終回の初回放送は、7月24日の24時から。

――『カイバ』という作品の印象はいかがですか?

独特な世界観と、先が気になる展開が大好きで、ずっと見ていました。毎回、つぎを見なきゃいけないと思わせる作品で「こうやってうまくはめられているんだろうな」と思いつつも、ハマっています(笑)。

――ちびワープを演じてみてどうですか?

先ほど声を録ったばかりですが、かなりの重役です。一視聴者だったのが、出演が決まり台本を読むと「おおっ!」という展開が待っていました。まだまだ仕上がりは見ていないんですが、どう映っているのか、自分の声がどうハマっているのか楽しみです。

――もし自分が記憶や外見を入れ替えられるするなら、どういうことをやりたいですか?

いろんな国の言葉を覚えられたら、なんて便利だろうと思います。私が学生だったら、教科書を丸々注入したいなと思っていたと思います。外見を変えられるのであれば、胸を大きくしたいです(笑)。

――逆に消したい記憶はありますか?

非常に私自身が忘れっぽくて、嫌なことは忘れようという性格です。反省の色がないとも言えるかもしれませんが、もしかしたら自分は記憶を消す力を持っているんじゃないかと思う場合があります(笑)。

――今回演じるにあたって、難しかった点などありますか?

今回この『カイバ』で、初めて男の子の声をやらせていただきました。初めて自分の声をテープレコーダーに録って「このトーンじゃないな」など、何度も聴き直しながらやりました。ほかにも、男の子の声をどう出すのかということを声優さんに指導してもらいながら、苦戦しつつ楽しんでやらせていただきました。最初は小さな子どもの声を出すことが恥ずかしかった部分もありしたが、それもなくなりました。

――これまでの話で、好きなキャラクターやエピソードがあれば教えてください。

主人公のカイバが、カバになったときが一番かわいかったです。声が出ない体にはなっているんですが、出ないがゆえに言いたいことを行動でなんとか伝えようとしているのがよかったです。あと、バニラは最初「なんてしつこいやつなんだ」と思っていたのが、途中からとてもかわいい部分が見え隠れしてきたので「こういう人、好きだな私。タイプだな」と思って見ちゃいました。

――目標としている声優さんはいますか?

林原めぐみさんが大好きです。なりたいとまでは出しゃばりで言えないですが、林原さんのように生きていけたらなという憧れがあります。人生観もそうですし、お仕事の内容だったり技量もそうです。

――視聴者へのメッセージをお願いします。

いよいよ最終回で謎が解き明かされます。これまでの放映で「あれっ?」って思っている部分が解決すると思います。本当に最終回らしく迎えられると思うので、最後まで見ていただければと思います。また私自身のことを応援してくださっている方々にも、ぜひ楽しんでみてほしいです。

ゲスト声優として参加する、加藤夏希。女優・モデルとしてだけでなく、アニメ番組の司会などでも活躍中