NPO法人世界遺産アカデミーは6月2日より、2008年度「世界遺産検定」の受験申し込みを受け付ける。本年度の受験開催日は9月28日。郵送による申し込みは8月4日まで(当日消印有効)、インターネット・マルチコピーによる申し込みは8月11日までとなる。
2007年12月行われた世界遺産検定試験では、初級・中級合わせて2,000人以上が受験したという。今回から新たに「級」制度を導入し、2010年までに段階的に制度を変更していく予定だ。それまでに取得したブロンズからプラチナまでの認定レベルは、それらに相当した級での認定で対応する。さらに受験内容も、学校の社会科の内容を参考に時事問題を取り入れるなど、幅広く興味を持ってもらえるように工夫するとしている。
受験会場は、札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、広島、福岡、熊本の10会場。今回の検定では、3級・2級・中級が受験可能だ(中級は「シルバー」認定者のみ受験可能)。出題形式はマークシート方式となり、問題数は各級60問ずつ。受験料は3級が3,800円、2級が4,900円、3級と2級の併願は8,000円となる。中級に関しては、ヨーロッパ、東アジア、アジア・ロシア・NIS諸国・オセアニア、北米・中米・南米、アフリカの5地域から科目を選択して受験するシステムで、受験料は1科目に付き7,350円となる。
また世界遺産検定に先駆けて、世界遺産検定ガイダンスを実施。札幌、仙台、東京、横浜、金沢、名古屋、大阪、高松、広島、福岡、熊本の計11都市で順次開催する。ガイダンスの内容は以下の通りとなる。申し込みは、電話か公式サイトから受け付ける。
世界遺産検定ガイダンスの内容
講座名 | 参加費 | 内容 |
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「知っているようで知らない世界遺産! 世界遺産の基礎知識」 | 500円 | 世界遺産の基礎知識 |
「世界遺産ってどう見るの? 世界遺産の見方と検定試験2・3級対策」 | 3,000円※教材費2,625円含む | 世界遺産の見方の紹介/2・3級相当の問題を実際に解答して解説 |
「日本を知っていますか? 日本の世界遺産」 | 2,000円 | 日本の世界遺産をメインに説明 |
「進化する世界遺産! 2007年度新情報&2008年度注目物件」 | 2,000円 | 新規登録された遺産の特徴や世界遺産の現状 |