アニコム損害保険はこのほど、「ペットの飼育費」に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。同調査は、全国のモニターに対してインターネット上で実施したもので、有効回答数は353件だった。

調査結果によると、昨年1年間にかかったペットの飼育費のうち、病気やケガといった「治療費」が占める割合は、犬13,7%、猫29,4%、フェレット37,2%、うさぎ29,0%という結果に。

最近では病気になる前の予防医療(狂犬病ワクチン、混合ワクチンなど)にも注目が集まっている。また、モニターの半数以上が、血液検査などの健康診断を受けているそう。犬に関しての予防医療費は、年間2万7,182円であり、飼育費全体に占める割合は13,2%。猫は7,266円で6,8%、フェレットは1万880円で8,7%、うさぎは3,782円で5,7%となった。さらに、予防医療を行なっている飼い主の4〜5%は、長音波検査やCT、MRIという高度な健康診断を受けている。

この季節は、混合ワクチン接種などで動物病院を訪れる機会も多いはず。病気の予防や早期発見は、家族の大事な一員であるペットの負担を軽くするのはもちろん、治療費の軽減にもつながるのは事実。一度、かかりつけの獣医と一緒に予防プランの話し合いや、家族と共にペット保険についても考えてみては?