トヨタ自動車は、中国で開催される北京モーターショーに、広州で新たに生産を開始する「ヤリス」(中国名、雅力士)など、トヨタとレクサスの両ブランドから合計50台の市販車・参考出品車を出展する。出展車両数、展示面積とも、中国においては過去最大となる。

LEXUS LX 570 ※写真は2007年 ニューヨーク国際モーターショーのもの

北京モーターショーに出展するモデルは、市販車では本年5月末より広州で生産を開始する「ヤリス」をはじめ、本年より販売を開始した、新型「ヴィオス」やレクサスブランドのSUV「LX570」など、急速に多様化する中国のニーズに対応して幅広いラインナップを披露する。参考出品車では、コンセプトカーの「iQ」、「i-REAL」など、中国において過去最多となる7台(うち6台は中国初出展)を展示し、将来の環境やエネルギーの多様化に対応するトヨタの取り組み姿勢を訴求する。

また、「環境・安全」展示コーナーを設け、トヨタの先進的な環境・安全技術を紹介する。環境コーナーでは、「プリウス」や「LS600h」のカットボディなどを展示。安全コーナーでは、一昨年から中国に導入された新しい安全基準C-NCAPで5つ星評価を獲得した「クラウン」と「カムリ」の衝突安全ボディなどを展示する。