サントリーは15日、プレミアムビールに関する消費者飲用動向調査・市場動向「サントリープレミアムビールレポート2008」を発表した。

同レポートは、3月8日~10日の間に実施され、調査対象はプレミアムビールを月2、3回以上自宅で飲用している20歳~59歳の男女1,000人(男性587人・女性413人)。なおここでは、プレミアムビールを「ザ・プレミアム・モルツ」や「エビス」など、定番ビールよりも店頭での実勢価格が高い商品としている。

「プレミアムビールを漢字一文字で表すと? 」の回答は、「贅」が133件、「旨」が113件となった。また、「プレミアムビールに似合う料理とは? 」の問いには、「刺身」(102件)、「肉料理」(90件)、「焼肉」(64件)に加え、「ステーキ」(62件)や「寿司」(55件)、「和食・日本料理・懐石料理」(53件)といった贅沢感のある料理が挙げられる結果となった。

「プレミアムビールを漢字一文字で表すと? 」
順位 回答 件数
1位 133件
2位 113件
3位 49件
4位 47件
5位 46件
6位 43件
7位 40件
8位 35件
9位 34件
10位 27件

さらに、普段飲むビール系飲料のうちプレミアムビールの頻度を問うと、「ほとんどプレミアムビールしか飲まない」が10.8%、「半分くらい飲んでいる」が42.6%となった。「飲用シーンや気分などで飲み分けているか」との質問には、「意識的に飲み分けしている」が25.6%、「多少は飲み分けしている」が47.6%。

プレミアムビールの飲用回数が1年前よりも増えたかという質問には、17.6%が「増えた」、36.5%が「やや増えた」と回答し、半数以上が1年前より飲用回数が増えている実態が判明したという。さらに、1年前と比較して飲用回数が増えたと回答した人に対し、平日と休日の飲用回数の変化を尋ねると、「主に休日に飲んでいたが、平日に飲む回数が増えた」との回答が22.7%、反対に「主に平日に飲んでいたが、休日に飲む回数が増えた」という回答は5.5%となった。その結果を受けて同社は、「プレミアムビールの楽しみ方が、休日から平日へも広がってきています。特別感は持ちつつも、日常の中に定着してきたのではないでしょうか」と分析している。