昨年10月よりMBS、チバテレビほかにて好評放映中のTVアニメ『キミキス pure rouge』がこのたび、最終話のアフレコを終了した。そこで今回、出演キャストによるアフレコ後のコメントが届いたので、一気に紹介してみよう。

TVアニメ『キミキス pure rouge』ストーリー
春4月、出会いの季節。新年度を迎えたここ私立輝日南高校でも、今年こそは彼女を! と、新しい出会いに胸膨らませる男子生徒たちがいた。まずはクラス替え、気になるあの子のクラスは……?
TVアニメ『キミキス pure rouge』主要キャスト
真田光一/日野聡●相原一輝/水島大宙●水澤摩央/池澤春菜●二見瑛理子/田中理恵●星乃結美/小清水亜美●咲野明日夏/広橋涼●甲斐栄二/櫻井孝宏●相原菜々/野川さくら●里仲なるみ/水橋かおり●柊明良/福山潤●祇条深月/能登麻美子●栗生恵/中原麻衣●川田知子/川澄綾子 ほか

今回のアフレコ後の取材に答えてくれたキャストのみなさん

最終話の収録を終えての感想をお教えください
日野「そうですね。個人的には最悪な男になったかな? って感じの告白でした(笑)。まぁ、リアルな恋愛だと、こういう事もありますよね(笑)」
水島「最後の最後までどうなるか分からない展開でしたが、素敵でちょっと切ないラストを迎えることができて、一安心(?)といったところです」
池澤「役者陣も台本をいただくまでストーリーがどう転がるのか分からなかったので、毎週スタジオでどうなるのか、話が盛り上がりました。結末は意外なような、予想していたような。一人の人間として私の中で存在していた摩央姉ちゃんとのお別れは本当にさみしいです。いつか、後日談として3年後のお話とかやってくれないかなぁ」
田中「最後の最後で瑛理子ちゃんの本当の心が見られて感動しました。瑛理子の孤独が一輝の太陽の様な温かさにつつまれて消えていってくれれば良いなと思いました」
小清水「ドキドキの2クールが終わり、なんだか少し呆けています。キミキスのアフレコを通してキャストの皆様ととても仲良くなれたと思います」
広橋「びっくりな終わり方でした。辛いっす」
櫻井「少年・少女たちならではの危うさが、何とも言えず素敵でした」
野川「『あっ!』という間の半年間でした。大好きな現場だったので、終わってしまってとてもさみしいです」
水橋「なるみ的には、なるみらしくいられたので、とてもよかったなと思います。やっぱりうどんはサイコーです!」
福山「ちょっ! おまっ! 光一ぃ!? なぁんてのもありながら、ちょっ! まじ!? 柊!!?? て展開に驚きつつ、皆それぞれの先を選択した最終回でした。恋愛って難しいですね」
能登「恋の行方が気になっていたので、結末を知れてとてもスッキリしました(笑)。長いようで短かった半年間でした」
中原「最後の最後で恵にもキュンとできる瞬間があってよかったです」
川澄「恋愛というのは、やっぱり影で泣く人がたくさんいて成り立つものなんだと、考えさせられました」


放映全24話を振り返ってみて、一番印象に残ったことは何ですか?
(1) 収録に関して / (2) 本編に関して

日野「(1) 光一をやらせて頂いて改めて思った事は、やっぱり恋愛には凄いエネルギーが必要だなと(笑)。学生時代の事など色々と思い出しました。(2) 光一は最後とても複雑な気持ちで演じていました。そして、親友の一輝は最後カッコ良かったですよね。それまでは、現場のみんなにツッコまれてましたけど」
水島「(1) 毎回毎回、みなさんに遊んでいただいて、とても楽しい現場でした。 (2) 『始まり方なんて踏み出そう!!』一輝的にはこれにつきます」
池澤「(1) 本当に仲の良いメンバーでした。男女関係なく、ご飯を食べに行ったり、スタジオでお喋りをしたり。共学の学校に、本当に通っているようでした。皆も、役とそっくりな所、正反対な所、それぞれあって面白かったです。 (2) 先の見えないストーリーの中での、皆の行動が不思議なリアリティを持っていた作品だと思います。衝撃だったと言えば…… 甲斐君の登場シーンに優るインパクトはなし」
田中「(1) 最初から最後まで本当に楽しい現場でした。終わってしまうのが本当に残念です。寂しくなっちゃいました……。 (2) 瑛理子は最初、本当に周りに慣れていなかったのもあり、今後どうなっていくのかすごく気になっていましたが、最終的に本当の心を見せてくれて、ぐっときてしまいました。登場キャラクターの中では、結美ちゃんが可哀想で泣いてしまいました…。明日夏ちゃんも可哀想でしたね……」
小清水「(1) 池澤さんがいつも手作りのお菓子を持ってきて下さって、本当に幸せでした。とてつもなく美味しいんですヨ! (2) 最終回が印象的でした。はじめの頃はいい子だった光一君が、そんな子だとは思いませんでした」
広橋「(1) 休憩中の会話がかなり楽しかったです。何を話していたかはヒミツ。 (2) サッカーサッカーでいくと思ったら、恋愛に絡んできて、色んな明日夏を見られて満足してます」
櫻井「(1) 女性が多い現場だったので、男性陣が静かだった気がします。隅っこに固まってました(笑)。 (2) 誰と誰がくっつくのか勝手な予想を立てていましたが、見事にハズしました」
野川「(1) かわいい菜々ちゃんを演じられてとても嬉しかったです。キミキスの現場は、仲良しの人が多い現場だったので、毎回アフレコがとても楽しかったです。休憩時間に、みんなでおしゃべりしたり、アフレコ終わりには、みんなで食事へ行ったりゲームをしたり。 大好きな田中理恵ちゃんといつも一緒にいられたこと。あと、池澤春菜さんと水橋かおりさんと三人でおしゃれなホテルにアフタヌーンティーをしに行ったことがとても印象に残っています。 (2) アフレコがスタートした時から今後、誰と誰がうまくいくのかな? ……などみんなで予想していくのが楽しかったです。 甲斐くんが、突然摩央姉ちゃんにキスした時は衝撃的でした! ワタシはああいうのは、ちょっとイヤです……。やっぱりお互いのキモチが通じ合ってのキスがいいですね。……など、いろいろとみんなで語り合うのが楽しかったです」
水橋「(1) さくらちゃんには色々お世話になりました。彼女はとても可愛くておもしろいです。 (2) やはり『うどーん』での喜怒哀楽がとてもおもしろかったです」
福山「(1) 元々がゲームからの出発でしたので、その土台の上に立つつもりでしたが、それを一度崩して新しく『柊』をつくることになったのは、意外に難しい出来事でした。自分の先入観や決めすぎた事等々を忘れるという事は新鮮でした。 (2) まさか柊にまで恋愛フラグが発生するとは思ってもみませんでした」
能登「(1) レギュラーの数も多くて、現場の雰囲気が賑やかで華やかだったのは印象的でした。 (2) やはり、光一と摩央、一輝と瑛理子、結美、明日夏の関係が最終的にどうなるのか、展開が最後まで気がかりでした!」
中原「(1) ず~っと恵は怒っていたなぁ…と。毎回怒っているので、カルシウムを摂ってほしいです。 (2) なるちゃんと菜々の『う~どん』がかわいかったです」
川澄「(1) 女の子がたくさんで、いい香りがして華やかな現場でした。 (2) 男の子の内面も、女の子の心情もきちんと描かれていて、素敵な作品でした」


これから最終話をご覧になる視聴者の皆様へメッセージをお願いします
日野「きっと、予想されている方たくさんいらっしゃると思いますが、驚く展開があるので、皆様、ビックリせず最後まで見て下さいね。今まで応援ありがとうございました」
水島「どんな結末を迎えても、どうか光一と一輝を嫌わないであげてください(笑)」
池澤「それぞれが、自分の中で精一杯、悩んで、迷って、出した答えの最終回。どうか皆の成長を見守ってあげて下さい。そして今までありがとうございました。キミキスがここまで大きくなれたのは、やっぱり皆の応援があったからです。これからも、よろしくお願いいたします」
田中「最終話、ちょっと泣いちゃうかもですので、ティッシュを用意して下さいネ(笑)。私はアフレコのチェックをしていて泣いちゃいました。最終回楽しみにしていて下さいっ!」
小清水「いろいろありましたが最終回後半で一気に片が付きます。驚きの急展開に目が離せない!? あと、今まで見て下さって本当にありがとうございました」
広橋「かっこいい明日夏をよろしく!!」
櫻井「初々しく、切なく、そしてちょっぴり残酷な恋愛模様もいよいよ大詰めです。楽しんで頂けたら光栄です」
野川「いつもキミキスの応援、どうもありがとうございます。今後、かなり驚きのラストを迎えます。お見逃しなくねっ!」
水橋「分かってても辛いな…… なんとかならんのかな…… みんな幸せになれたらいいのになぁー。せつないです」
福山「恋愛に正解があるとすれば、それは本人と相手が(本人達が)『幸せ』であるかどうか、それ以外はもはやどうでもいいのかもしれない。そういう難しさが恋愛。いや~、甘酸っぱい!!」
能登「切なくもありますが、良いラストだと思います。これからご覧になる皆さんそれぞれが、どういう感想をお持ちになるのかなと思いますが、楽しんで見て頂けたら嬉しいです」
中原「びっくりします! 楽しみにしていて下さい」
川澄「誰かが笑えば誰かが泣くのは仕方ないので、あたたかく見守ってあげて下さい」

第1巻のジャケットイメージ

TVでの放送はこれで最終話となるが、『キミキス pure rouge』はDVDとしてもリリースされている。現在第3巻までで、第4巻が3月25日に発売。全9巻の予定となっており、第1巻(1話収録)を除いて3話ずつ収録されている。価格は各7,140円(第1巻のみ3,150円)で、発売/販売元はバンダイビジュアル。TV放送をチェックできなかった人はもちろん、TV放送を観ていた人も、DVDでもう一度じっくりとストーリーを堪能してみては。

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