カワサキ モータース ジャパンは、フルカウルの250ccスポーツバイク 「ニンジャ250R(Ninja 250R)」、およびデュアルパーパスモデル 「KLX250」、モタードモデル 「DトラッカーX(D-TRACKER X)」を新発売すると発表した。発売開始はいずれも4月5日。価格はニンジャ250Rが49万8,000円、KLX250が51万8,000円、DトラッカーXが53万8,000円。

ニンジャ250R ※ライムグリーン

今回の3モデルは、いずれも第40回東京モーターショーで公開されたモデル。正式な市販となり、詳細も明らかになった。

「ニンジャ250R」はシャープなフルカウルをまとったロードスポーツモデル。デュアルヘドライト、セパレートタイプのシートなどが外観上の特長となる。しかし万能に使える性格づけが成されており、わずかに前傾させたシート、高めの位置に設定したハンドルバーは自然な姿勢のライディングポジションとなる。水冷DOHC4バルブ並列2気筒エンジンは、中低速域の力強さとツインならではのパワーテイストを重視。燃料供給はフューエルインジェクションとし、デュアルスロットルバルブを搭載する。ブレーキには前後に2ポットキャリパー、フロント290mm、リヤ220mmのペタルディスクを装備する。ボディカラーは3色が用意される。

「ニンジャ250R」の主な仕様は、全長2,085mm×全幅715mm×全高1,110mm、ホイールベース1,400mm、シート高775mm、乾燥重量153kg、水冷・4ストロークDOHC 2気筒エンジン、248cm3(ボア62.0×ストローク41.2mm)、最高出力23kW(31ps)/11,000rpm、最大トルク21N・m(2.1kgf・m)/8,500rpm、6段MT、セルフ式スターター、タンク容量17L、燃費40.0km/L(60km/h定地走行テスト値)。

ニンジャ250R キャンディプラズマブルー/エボニー

「KLX250」はエンデューロレーサーをベースとしたデュアルパーパスモデル。従来モデルから大幅なモデルチェンジとなる。水冷DOHC4ストローク単気筒エンジンにフューエルインジェクションを搭載。微粒化インジェクターがスムーズなエンジン特性を実現し、中回転域からのレスポンスを鋭く、扱いやすくしているという。大容量デュアルラジエターと2ピース構造のシュラウド、新採用のチェーンアジャスターはモトクロッサーKXと同タイプを採用。またサスセッティングの見直し、D断面を持つ軽量なアルミスイングアームの採用により安定感を高め、グリップ感も大きく向上したという。前後ブレーキにはフロント250mm、リヤ240mmのペタルディスクを採用した。ボディカラーは2色。

「KLX250」の主な仕様は、全長2,200mm×全幅820mm×全高1,190mm、ホイールベース1,430mm、シート高890mm、乾燥重量127kg、水冷・4ストロークDOHC 単気筒エンジン、249cm3(ボア72.0×ストローク61.2mm)、最高出力18kW(24ps)/9,000rpm、最大トルク21N・m(2.1kgf・m)/7,000rpm、6段MT、セルフ式スターター、タンク容量7.7L、燃費40.0km/L(60km/h定地走行テスト値)。

KLX250 ※ライムグリーン/エボニー

「DトラッカーX」はKLX250をベースにしたストリート向けの、いわゆるモタードモデル。オンロードでの走行性能を向上させるため、前後サスペンションに専用セッティングを施し、足つき性も向上。スイングアームはD断面を持つアルミ製を採用し、スタイリッシュな外観とともにバネ下重量の軽量化にも貢献している。前後ブレーキにはペタルディスクを採用。ブレーキパッドの材質やレバー比も最適化している。エンデューロレーサーをベースとした水冷単気筒エンジンはフューエルインジェクションを搭載。また、オールステンレスのエキゾーストシステムを装備し、質感を高めるとともに、内部のハニカムキャタライザーと二次エアシステムによって厳しい排気ガス規制をクリアしている。ボディカラーは3色。

「DトラッカーX」の主な仕様は、全長2,130mm×全幅795mm×全高1,125mm、ホイールベース1,420mm、シート高860mm、乾燥重量129kg、水冷・4ストロークDOHC 単気筒エンジン、249cm3(ボア72.0×ストローク61.2mm)、最高出力18kW(24ps)/9,000rpm、最大トルク21N・m(2.1kgf・m)/7,000rpm、6段MT、セルフ式スターター、タンク容量7.7L、燃費40.0km/L(60km/h定地走行テスト値)。

DトラッカーX ※エボニー/ソーラーイエロー/オリエンタルブルー