普段は"ヘタレキャラ"なのに一旦仮面を着けると正義のために戦う猫「にゃまはげ仮面ニャッパゲ」がグッズ化され、この春から秋田県内の土産物店などに並ぶ。

鬼の面を着けるとにゃまはげ仮面ニャッパゲに

「ニャッパゲ」は秋田名物の「なまはげ」を模して鬼の面を着けた猫キャラクター。モデルは秋田市内で"フリーランスでざいにゃー"を営む、やなぎはらともみさんの飼い猫「ニャジロウ」。

おかっぱ頭の柄をしたニャジロウは捨て猫出身。近所の動物病院に保護されたのを5年前にやなぎはらさんが貰い受けた。当時自分の体と同じくらいあったプリンの空カップをくわえて走っていたので第一印象からインパクトがあったという。

ニャジロウは気が弱くて行動がおもしろいため、絵本にしてみようかとイラスト化していたのが2007年10月。内容を考えているうちに「秋田っぽい感じにしよう」となまはげをモチーフに取り入れたとのこと。

空から降ってきて人にくっ付きネガティブな気分にさせ悪さをする「ニャグゴ」を退治するためにニャッパゲは「誰もニャカせない! 」と日々熱血振りを発揮するが、元がヘタレなために仮面が脱げると弱くなってしまうのだとか。

にゃまはげ仮面ニャッパゲは2007年10月にWebサイトで公開されて以降、1月末にはソニー・デジタルエンタテインメントのモバイルサイトにて絵本が配信され、各報道機関も注目。4月頃から秋田県内の土産屋物店でTシャツやストラップ、オリジナルシール入りチョコクランチが買えるようになる予定だ。

ニャジロウの飼い主でニャッパゲの生みの親であるやなぎはらともみさんは「これで秋田の経済が少しでも上向きになったら良いと思ってます」と話している。

ニャッパゲのモデルになったおかっぱ頭のニャジロウ

自分が描かれたイラストの前に立つニャジロウ