サイバーエージェントFXは、12日よりオンライン外国為替証拠金取引「外貨ex」のドル/円のスプレッドを2銭に縮小した。同社では、一般的なFXのスプレッドよりも低く設定することで、上級者の利用をより多く取り込んでいきたいとしている。
スプレッドとはFX業者が顧客に対して提示している売値と買値の価格差のこと。外貨を買うときの「Askレート」と、外貨を売るときの「Bidレート」があり、例えばAskレートが110円15銭、Bidレートが110円10銭であるとき、1ドルを買うのに110円15銭が必要となり、反対に1ドルを売るときは110円10銭となる。この差額がスプレッドで、為替取り次ぎ会社の利益となる。現在、FX業界では3銭が一般的な水準となっている。
同社はこれよりさらに低く、ドル/円のスプレッドを2銭とした。同社では「頻繁にお取引いただくお客様にとって、より快適な取引環境を提供したい」とし、初心者ユーザにとっての敷居を低くするだけでなく、上級者ユーザ層の利用を積極的に取り込んでいきたい考えだ。