三菱自動車と、同社の米国製造・販売会社である北米三菱自動車(MMNA:MITSUBISHI MOTORS NORTH AMERICA, Inc.)は、米デトロイトで13日より開催中の北米国際自動車ショーに、高効率のクリーンディーゼルエンジンを搭載したコンセプトカー「MITSUBISHI Concept-RA」をはじめ、ハイパフォーマンスモデルの「ランサー ラリーアート」などを出品した。

MITSUBISHI Concept-RA

ランサー ラリーアート

「MITSUBISHI Concept-RA」は"走る歓び"と "環境への貢献"をテーマに、車両運動統合制御システム「S-AWC」や、高効率トランスミッション「Twin Clutch SST」に加え、高出力、高効率の新開発2.2L(リッター)クリーンディーゼルエンジンや、軽量化のためのアルミスペースフレーム構造などを採用。最高出力150kW(204ps)、最大トルク420Nm(42.8kgm)を得つつ、米国の排出ガス規制「Tier2 Bin5」への対応を視野に入れた優れた排出ガス性能を備えているという。

「ランサー ラリーアート」は、2007年春から北米市場で販売を始めた「ランサー」(日本名:ギャラン フォルティス)に、新開発の2Lターボチャージャー付きエンジン(最高出力177kW(240ps)、最大トルク343Nm(35kgm))を搭載したモデル。これは2008年夏に市販される予定だという。

このほか、北米国際自動車ショーへの主な出品モデルは以下のとおり。「アウトランダー ダカールラリー サポートカー」、「ランサー」(2.4Lエンジン搭載車:市販予定)、「ランサーエボリューション」(日本名:ランサーエボリューションX)、「ランサーEX2000ターボ」(1982年フィンランド1000湖ラリー総合3位入賞車)、「スタリオンターボ」(1984~1988年 ツーリングカーレース仕様車)、「ギャランGTO」(1972年東京モーターショー出品車R73-X)。