住友ゴムグループのダンロップファルケンタイヤは、ダンロップ(DUNLOP)ブランドの本格的スポーツラジアルタイヤの新商品として、「ディレッツァ スポーツ Z1 スタースペック(DIREZZA SPORT Z1 STAR SPEC)」を2月1日から順次発売する。発売サイズは全27サイズ(14~18インチ、35~60シリーズ)で、価格はオープン。

ディレッツァ スポーツ Z1 スタースペック

同社は従来より、サーキット走行も含めたスポーツラジアルタイヤとして「ディレッツァ スポーツ Z1」を発売しているが、今回発売される「スター スペック」はZ1より走行初期の発熱性を向上させたもの。タイヤが低温の状態でも高いグリップ性能が得られるのが特長。気温や路面温度が低い季節の競技をはじめ、停止状態からすぐアタックに入るジムカーナやドリフトなどの競技、タイヤが温まりにくい軽量な車両による競技などに最適だという。

スタースペックは、サーキットで培ったノウハウをベースに新たに開発した「ハイアジャスタ・01コンパウンド」を採用。Z1の耐久性、耐熱ダレ性能はそのままに、低温時の走行初期から強力なグリップを発揮するダンロップのトップスポーツラジアルタイヤとしている。

従来のZ1とスタースペックの岡山国際サーキットでのラップタイムを比べると、平均でZ1が1'53"11sなのに対し、スタースペックは1'52"76sと、0"35s向上している。さらに1ラップ目だけを比較すると、Z1が1'52"93s、スタースペックが1'51"70sと、1"23sも上まわっている。また、ブレーキ性能テストではドライ、ウエットともにスタースペックが上まわっている(いずれも同社提供データによる)。

コンパウンドの構造イメージ図

発熱立ち上がりイメージ図