ヨゼフ・パレチェクの新作絵本『ちびとらちゃん』の原画展示 - 渋谷パルコ

展覧会「－チェコのファンタスティック絵本ワールド－ヨゼフ・パレチェク新作『ちびとらちゃん』原画とヴィンテージ仕掛け絵本展」が11月30日より、渋谷パルコ(東京都渋谷区)パート1・B1階のLOGOS GALLERY(ロゴスギャラリー)で開かれる。「ファンタスティック! チェコアニメ映画祭」の開催を記念して、まだまだ日本では知られていないチェコの絵本とアニメーションの世界を紹介する。開催期間は12月12日まで。

チェコは「世界で最初の絵本はチェコで生まれた」という説があるように世界でも有数の絵本大国。そこには厳しい時代に、「子供達の明るい未来だけは守りたい」というアーティスト達の強い想いが込められてきた。

ヨゼフ・パレチェク氏は、1932年、チェコスロバキアのイフラバ生まれ。1973年にリブシェ・パレチコヴァー夫人とともに、ノルド・ズッド社に絵本の企画を提案し、最初の絵本を出版した。チェコ文化庁の「最も美しい絵本賞」に何度も選ばれるほか、オーストリア・スイス・日本など現在27カ国、45社から絵本が出版されている。自らの絵本を「色で語る視覚芸術」という絵本の色彩は、読者に語り掛けてくる力を持っている。代表作は『ちいさなよるのおんがくかい』『イグナツとちょうちょう』『けしのみたろう』『ちびでぶかばくん』などで、テレビ向けアニメシリーズや短編アニメーションも手掛けている。

展覧会では、ヨゼフ・パレチェク氏の新作絵本『ちびとらちゃん』の原画19点を展示。豊かな色彩と夢を見ているかのように幻想的な構成で魅了してやまない。一方で、チェコで眠っていたヴィンテージ仕掛け絵本も並ぶ。「ちびとらちゃん」の原画リトグラフやヴィンテージ仕掛け絵本、 ヨゼフ・パレチェクオリジナルグッズ、ヨゼフ・パレチェクDVDボックスセット、チェコの絵本やおもちゃなどの販売も予定されている。

会期中の12月1日には、13時よりヨゼフ・パレチェク氏のトークショーとサイン会を開催する。展覧会初日より会場にてヨゼフ・パレチェク氏の書籍の購入者に整理券を配布する(整理券なくなり次第終了)。また、ヨゼフ・パレチェク氏との食事会が12月3日18時半より、芝パークホテル(東京都港区)にて10組20名限定で開かれる。料金は1,2000円(絵本付き)。ロゴスギャラリーにて予約を受け付ける(定員になり次第締め切り)。入場無料。開催中無休。10時～21時(最終日は17時で終了)。