今週は知名度の高い「バイオハザード」シリーズから新作、そしてこちらも知名度では負けていないゲームセンターCXの有野課長がプロデュースしたゲームが発売。DVDは月の半ばということもあり、これといった新作はなかったが、秋の新番組でOP・EDを飾るCDがいくつか発売されている。フィギュアでは、久々にあの女神さまが降臨!
これからが勝負(!?)のプレイステーション 3
新プレイステーション 3(CECHH00シリーズ)が発売された週の木曜日、秋葉原ではプレイステーション 3の20GBモデルが一部の店舗で売り切れになっていた。新発売の40GBモデルと高価な60GBモデルは、まだ余裕で購入が可能な様子。Wiiも15日時点では、在庫が確保されているようだ。また、Xbox 360本体は、どのショップでも売り切れ。しかし、公式なアナウンスではないが、月末に再出荷されるとの噂もあり、購入を考えている人は要チェックだ。
プレイステーション・ポータブルは取材当日、全色購入可能となっていた。また、ニンテンドーDS Liteもショップの在庫は豊富なようだ。しかし、これらポータブルゲーム機は、これからクリスマスや年末商戦でプレゼント用に売り切れることも予想される。筆者としては潤沢な今のうちに購入し、冬休みやお正月に備えておくことをオススメする。
ゲームは、取材に毎週ご協力いただいているアソビットゲームシティの店頭を飾った『ゲームセンターCX 有野の挑戦状』が、バンダイナムコゲームスから発売。ニンテンドーDS専用で、ファミコン全盛期の80年代を彷彿させるシューティング、アクション、レース、RPGといった多岐に渡るジャンルを収録したソフトとなっている。ショップでの価格は4,380円。
同じくバンダイナムコゲームスからは、ニンテンドーDS専用ソフト『プロ野球 ファミスタDS』が発売。2007年度オールスター戦前の選手データが登録されており、隠しチームも存在。そのほか、ドリームリーグモードでオリジナルチームを作成することもできる。Wi-Fi通信で、全国のプレイヤーと対戦可能というのも魅力的なフィーチャーだ。ショップでの価格は4,380円。
さらに同社からは『装甲騎兵ボトムズ』が、プレイステーション 2専用ソフトして発売。登場AT(アーマードトルーパー)は50体以上で、ローラダッシュの再現、ストーリーを堪能しながら進めるミッションモード、バトリングなど、往年のボトムズファンも興味がそそられる3Dアクションゲームとなっている。ショップでは入荷数を絞ったのか、売り切れとなっていた。ちなみにショップでの価格は6,279円。
カプコンからは「バイオハザード」シリーズの最新作となる、Wii専用ソフト『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』が発売。サバイバルガンシューティングとして制作された本作は、これまでの「バイオハザード」を回想するとともにアンブレラ消滅までが描かれている。Wiiザッパーに対応し、ソフトと同梱で発売された「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ エキスパートパッケージ」は、すでに売り切れとなっていた。ショップでのソフト単体価格は、6,270円。
プレイステーション 3専用ソフトで目立っていたソフトと言えば、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売された『Heavenly Sword~ヘブンリーソード~』。ヒロインのナリコを操り、3種類の剣と必殺技を駆使して群がる敵を斬り倒していくアクション・アドベンチャーゲーム。ショップでの価格は5,280円。
ハドソンからは、プレイステーション・ポータブル専用ソフト『ダンジョンエクスプローラー 盟約の扉』と、ニンテンドーDS専用ソフト『ダンジョンエクスプローラー 邪神の領域』が発売された。ともに「ダンジョンエクスプローラー」だが、盟約の扉はPCエンジンで発売した作品をプレイステーション・ポータブル用としてシステムを強化。当然、ゲーム内容やグラフィックもパワーアップが図られており、3人までの多人数プレイも可能。また、邪神の領域は「アクションRPG」のシングルプレイモードと「アクションゲームスタイル」のマルチプレイモードを搭載。プレイヤーはモード間を自由に行き来することが可能となっている。こちらも3人までの通信プレイが可能。ショップでの価格は、盟約の扉が4,580円、邪神の領域が4,494円。
このほか、タイトーからニンテンドーDS専用ソフトのおりょうりアクションゲーム『クッキングママ 2』(ショップでの価格は4,380円)や、AQインタラクティブからプレイステーション・ポータブル専用ソフトのポータブルノベル『アナタヲユルサナイ』(ショップでの価格は4,380円)が発売。ちなみに『アナタヲユルサナイ』は、取材時には売り切れとなっていた。
そして、いよいよ22日に発売が迫った『ファイナルファンタジーXI アルタナの神兵 拡張データディスク』だが、アソビットゲームシティでは22日の0時より1時まで深夜販売を行うとの告知がされていた。プレイステーション 2版とXbox 360版(ともにメーカー希望小売価格4,179円)、Windows版(価格はオープン)の同時発売となるので、いち早くプレイしたい人は秋葉原へGOだ。
まだまだ発売されるアニメOP・EDのCD
今週発売されたDVDは、すでに紹介したタイトルの続巻ばかりなので割愛させていただく。その代わりと言ってはなんだが、秋に放送がスタートしたアニメ新番組のOP・EDがCDとなっていくつか発売されていたので紹介したい。
まずは『機動戦士ガンダム00』のEDテーマで、THE BACK HORNが歌う「罠」がビクターエンタテインメントより発売。価格は1,200円。こちらも人気アニメの『BLEACH』。そのEDテーマで、中孝介が歌う「種をまく日々」がエピックレコードジャパンより発売。価格は1,223円。アニメ『獣神演武』からは、星村麻衣が歌うEDテーマ「かけがえのない人へ」が発売。ソニー・ミュージックエンタテインメントからのリリースで、価格は1,223円。
また、エイベックス・マーケティングからは、一部マニアの間で話題となっているスーパー・ドールラマ『Kawaii! JeNny』のOPテーマで、桃井はるこが歌う「ルミカ」が発売。価格は、PV収録のDVD付きが1,890円、通常盤が1,260円。あわせて同番組のEDテーマで、野川さくら&桃井はるこが歌う「ハイ・エナジー」も価格1,260円で発売された。
最後にファンが待ち焦がれていたであろう、水樹奈々の新譜「GREAT ACTIVITY《2007年限定製造盤》」が、キングレコードよりついに発売。15曲を収録したCDアルバム+「NANA SUMMER FESTA 2007 DIGEST」を収録した100分に及ぶDVDがセットになったもの。価格は3,500円。
フィギュアは女神から宇宙刑事までラインナップ
コトブキヤから、『ああっ女神さまっ それぞれの翼』より「ベルダンディー ~女神服Ver.~」が、1/8スケールで全高約200mmのPVC塗装済完成品として発売された。造形が難しいと言われる髪型や女神服を見事に立体化した逸品。特典として合田浩章監督描き下ろしミニポスター(32×16cm)が付属する。価格は6,090円。
『涼宮ハルヒの憂鬱』関連フィギュアも、ここにきて3アイテムが発売。まずはトイズワークスの「涼宮ハルヒ 学ランVer.」は、学ラン(脱着可能)を羽織った応援団長姿のハルヒを、1/8スケールで全高約190mmのPVC塗装済完成品として立体化。価格は5,800円。続いてFREEingの『涼宮ハルヒの憂鬱』ビッグバニーシリーズに、「キョンの妹 バニーVer.」が加わった。小学生になんて格好を……と、野暮なことは言わないように。1/4スケール、全高約180mmのPVC塗装済完成品で、価格は8,800円。最後はかわいい顔をして、後ろ手にナイフを隠し持たせることも可能な「朝倉涼子」の1/8スケールフィギュアが、マックスファクトリーから登場。全高約200mmのPVC塗装済完成品で、価格は4,800円。
メガハウスからは、ACTION WORKSシリーズの「宇宙刑事ギャバン」と「宇宙刑事シャリバン」が発売。同シリーズは特定の素体を設けず、キャラクターごとに検証を行ったうえで個別に立体化。そのためプロポーションを崩さず、劇中のさまざまなポーズの再現が可能となっている。価格は各2,310円。
海洋堂からは"リボルテックヤマグチシリーズ"より『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』の「ガイキング フェイスオープンVer.」が発売。全身35カ所が可動し、11カ所にリボルバージョイントが使用されている。ノンスケールのPVC/ABS製、全高130mm。同じく"リボルテックヤマグチシリーズ"より『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の「スーパーバルキリー VF-1A」が発売となった。全身37カ所が可動し、10カ所にリボルバージョイントが使用されている。ノンスケールのPVC/ABS製、全高約110mm。価格はどちらも1,995円。
締めくくりは、『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』シリーズから、コトブキヤの1/100スケール「アルトアイゼン」組み立て式プラスチックキットを紹介。新構想による可動設計で腰部分のスイングも可能で、コックピットハッチの開閉やスクエア・クレイモアの展開ギミックなどもリアルに再現している。価格は6,090円。
取材を終えて
今回、筆者自身は久しぶりの秋葉原取材で、かなり週を空けてのショップ訪問となった。そこで強く感じたのは、アイテムの入れ替わりの激しさ。フロアのレイアウトが変わっていたりするのは当たり前だし、見たこともないアイテムが陳列され、それが新製品なのか再販品なのか、はたまた以前からあった在庫品なのかすら即座に判断できない……そんな大量の品揃えを誇る秋葉原、楽しくもあり侮れない街である。