タイトーは15日、ニンテンドーDS用ソフト『クッキングママ 2』(価格5,040円)を発売した。同ソフトはタッチペンを包丁や皮剥き器といった調理器具の代わりにして、課題メニューをつくりあげていく内容。調理行為の種類は前作の倍で、150以上とのことだ。「お料理の楽しみがそのまま体感でき、ママゴト感覚でプレイできる」という同ソフトを、「料理だけは自信があります」と常日頃豪語している私がレビューさせていただく。

また、こちらでは、本ソフトが3名に当たる読者プレゼントも行っている。このレビューで興味を持った人は応募してみてはいかがだろうか。

『クッキングママ 2』(価格5,040円)。読者プレゼントはこちら

最初に、簡単な概要を紹介したい。ゲームモードは6種類。初心者は「ママとおりょうり!」に取り組むのがおすすめで、ここでは"ママ"というキャラクターと一緒に料理をしていく。指示されるとおりにタッチペンを動かし、野菜を刻んだり、フライパンで炒めたりといった調理をする。失敗してもママが助けてくれるので、ゲームオーバーになる心配はない。

メニューは6種類。上部に写っているのが"ママ"

「ごちそうをしよう!」では、ゲーム内のキャラクターに料理をごちそうするモード。こちらは大きな失敗をすると、そこでゲームが終わってしまう。「うでだめし! 」では、制限時間内にリンゴの皮むきや卵の殻割りを次々とこなしていくミニゲーム。1人でチャレンジするもよし、通信対戦をするのもよし(通信対戦は最大4人まで可能)。他には「デザインへんこう!」でママの衣装を替えたり、調理器具の色をチェンジすることもできる。

タッチペンでお料理

まず私がチャレンジしたのは「ママとおりょうり!」。ピザやうな重、アップルパイといったメニューが並んでおり、種類は80とのこと。どれからチャレンジしようか悩むところだが、まずは簡単そうなコーンスープを選ぶ。

最初の手順は玉ネギのみじん切り。包丁で切る場所を点線で教えてくれるので、その線をタッチペンでなぞる。「簡単じゃない」と思い、よそ見しながら切っていくと、みじん切りではなく、さいの目切りくらいの大きさになってしまった。この私が……。おせちだってフランス料理だってどんな料理でもつくることができるこの私が……。そんな私を慰めるように、ママが「だいじょうぶよ がんばって!」と励ましてくれる。次はとうもろこしの粒をこそぎとる手順。これはテクニックうんぬんではなく、ただひたすらとうもろこしをタッチペンでこするだけである。とはいえ、各手順で制限時間が設定されているので、先ほどの分を挽回するべく、無我夢中で画面をこする! こする!! 隣の席の同僚、引く!!!

みじん切りとは呼べないような状態に……

一心不乱に画面をタッチペンでこすり、とうもろこしの粒をとる。ただ、ただ、こするのみ

そして、フライパンでバターを溶かす手順に。フライパンをタッチペンでこすり、バターがまんべんなく行き届くようにしなければいけない。こちらもひたすら画面をこする。そのフライパンで、先ほどみじん切りにし損ねた玉ネギを炒めるわけだが、時間の経過と共に玉ネギがキツネ色に変化していき、程よいところでママが「◎」札を出してくれる。そこで、「おしまい」ボタンを押すと次の画面で「とてもじょうず」とママから褒めてもらえる。正直、ちょっと嬉しい。

初めは白い玉ネギも……

炒めていくとキツネ色に変化する