東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)とトヨタファイナンスは6日、小額決済分野における利便性の飛躍的な向上を目指し、決済サービスのインフラを拡大していくことについて基本合意したと発表した。

「TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD(仮称)」(イメージ)

基本合意の内容としては、2008年3月よりトヨタファイナンスの「TOYOTA TS CUBIC CARD」と、JR東日本の「ビューカード」の両機能を搭載した提携クレジットカード「TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD(仮称)」を発行するほか、首都圏や名古屋地区にあるタクシー/物販/飲食店等を中心に、「Suica」「QUICPay」が利用可能な共用端末を導入する予定だ。

入会した会員の中から抽選で提携を記念したオリジナルデザインのSuica カード(イメージ)

「TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD」は、国内外の加盟店でクレジットカードとして使えるほか、「QUICPay」を標準搭載しているので「QUICPay」加盟店での利用が可能だ。JR東日本の駅のATM「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」やカード発売機で所有のSuica カードへクレジット決済によるチャージもできる。たまったポイントは、トヨタ販売店での車両購入時等のキャッシュバックや新車のクレジット支払いに活用できる「使ってバック」への交換も可能だ。さらに、入会した会員の中から抽選で提携を記念したオリジナルデザインのSuica カード(無記名式、非売品)が当たる。

今後は、同カードでたまったポイントをモバイルSuicaに移行するなど携帯サービスの充実をはかるほか、「Suica」「QUICPay」が利用可能なタクシーへの共用端末標準装備などを考えているという。