伊Fiat Group Automobiles(フィアット グループ オートモービルズ)傘下のLancia(ランチア)は、コンパクトミニバン「Musa」(ムーザ)のモデルチェンジを発表した。まずは欧州市場から販売が開始される。

コンパクトミニバン「Musa」(ムーザ)

Musaの初代モデルは3年前に発売されており、全長4m、全幅1.7m、ホイールベース2.5mのボディサイズながら、2列配列シートによる広い室内空間を確保。スカイドーム(ダブルガラスサンルーフ)や標準装備の本革シートなどで、高級感あふれる新コンセプトのコンパクトミニバンを市場へ送り出した。エッジを落とした丸みのあるデザインのボディは、フロントに楯型グリルを配し、ランチアらしさを漂わせている。

新たにモデルチェンジしたムーザは、ターボディーゼルエンジンを搭載するマルチジェットモデルとガソリンエンジンモデルで構成される5車種のラインナップ。ボディサイズは、やや車高を高めて室内空間を広げ、ラゲッジスペースの大幅アップが実現したとされている。通常のラゲッジスペース最大積載容量は390L、スライドシート収納時は460Lと、前モデルよりも最高70Lの容量アップが図られたという。また、重い荷物も積み降ろししやすいように、トランク底面部の高さは前モデルよりも4cmダウンする親切設計が採用されたようだ。

さらに、こだわりのエクステリアデザインを自由に選択できるように、14種類のボディーカラーや4種類のツートーンカラーラインナップなどが用意され、80パターン以上のコンビネーションから、好みのオーダーが受け付けられるという。